第3回発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評(いわゆるストレステスト)に係る意見聴取会 2011.11.29

記事公開日:2011.11.29取材地: テキスト
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(IWJテキストスタッフ・久保元)

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 2011年11月29日(火)16時30分、東京都千代田区の経済産業省別館において、原子力安全・保安院による「第3回発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価(いわゆるストレステスト)に係る意見聴取会」が開かれた。

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  • <出席者> 阿部委員、井野委員、岡本委員(進行役)、後藤委員、高田委員、奈良林委員、西川委員、山口委員、渡邉委員 ※今回より岡本委員は「司会進行役」として保安員側の席に座ることになる
  • 日時 2011年11月29日(火)16:30
  • 場所 経済産業省別館(東京都千代田区)

 第1議題である「ストレステストの審査の進め方」については、出席した委員から「福島第一原発の事故事例をストレステストによって審査し、事故原因を究明していくことが必要である」といった意見や「NPO法人や市民団体などにも技術的に詳しい人がいる。審査メンバーに加えるべきだ」といった意見が出された。

 第2議題の「関西電力大飯原発3、4号機に関する一次評価」および、第3議題の「四国電力伊方原発3号機に関する一次評価」については、電力会社および原子力安全・保安院の担当者が、技術的見地から説明を行った。このうち、四国電力に対して委員から「緊急時に、AM(アクシデントマネージメント)策が確実に機能するのか証明してほしい」といった意見や、「電源車や仮設海水ポンプを高台に設置することによる悪影響を確認する必要があるのでは」といった意見が出された。また、津波来襲時に第2波が来ることを想定しているのかといった質問も出された。これに対し、四国電力は「津波来襲や引き潮による冷却喪失の可能性を想定している」との趣旨の回答を行った。

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