「TPPの中身を知りたければ、米韓FTAをよく調べることだ。米国はTPPで日本にそれ以上の要求をする」。2011年、当時TPPを慎重に考える会会長の山田正彦氏らを初めとする訪米団が、米通商代表部や商工会議所を訪問した際、米国側からこう言われたという。TPPの「先行モデル」とされる「米韓FTA」が締結されたのは、2012年3月15日。その後、韓国の経済・貿易はどのように変化したのか。その恐るべき実態を、韓国のソン・キホ(宋基昊)弁護士にうかがった。
特集 TPP問題
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「TPPの中身を知りたければ、米韓FTAをよく調べることだ。米国はTPPで日本にそれ以上の要求をする」。2011年、当時TPPを慎重に考える会会長の山田正彦氏らを初めとする訪米団が、米通商代表部や商工会議所を訪問した際、米国側からこう言われたという。TPPの「先行モデル」とされる「米韓FTA」が締結されたのは、2012年3月15日。その後、韓国の経済・貿易はどのように変化したのか。その恐るべき実態を、韓国のソン・キホ(宋基昊)弁護士にうかがった。
■ハイライト
徳永「皆様大変お待たせいたしました。おはようございます。早くからお忙しい中大勢の皆様にお集まりいただきまして、ありがとうございます。
ただいまより、第45回TPPを慎重に考える会を始めさせていただきます。本日は、2012年3月12日、砂防会館で行われました『TPPを考える国際シンポジウム』で、米韓FTAの真実、この条約の恐ろしさ、私たちにとって大変重要なお話をしていただきました。韓国のソン・キホ(宋基昊)弁護士にお越しいただきました。
昨年の3月に米韓FTAが発効されてから1年が経ちました。新たな問題もいろいろ出てきておりますので、今日はじっくりとお話をしていただき、皆さんからのご質問を受けたいと思います。
また、この会の終了後引き続き、TPPを考える国民会議の緊急集会を行いたいと思いますので、どうぞ皆様にはお時間の許す限りご参加いただきたいと思います。あわせてお願い申し上げます。
それでは、始めにTPPを慎重に考える会会長、篠原孝衆議院議員よりご出席の皆様にご挨拶でございます」
篠原孝氏「皆さんおはようございます。今日は、こんなタイミングになるとは思っていなかったんですが、TPPについては与党自民党のほうが、25,26,27日と、私にしてみれば相当国民に嘘をついて選挙をやってきて、よく言えば与党60年の経験、またわけのわからない変な結果になっております。
我々は、この場で、終始一貫して反対してまいりました。その姿勢は変わりありません。安倍さんは、日本を取り戻すとか、立派な標語を使っておられますけれども、私は今回の日米首脳会談で、日本を売り渡すか、差し出すか、そういうことをされ始めているんじゃないかと思っております。
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