ここが問題!原発「新安全基準」院内集会・政府交渉 2013.1.23

記事公開日:2013.1.23取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

 原子力規制庁、「法律に定められた施行日を守ることが大前提」。2013年1月23日(水)、1月末にも骨子案が示される予定の原発の新安全基準をめぐり、原子力規制を監視する市民の会らによる政府交渉が行われた。市民側には、元ストレステスト意見聴取会の後藤政志氏、井野博満氏の他、元国会事故調調査委員の田中三彦氏が参加。こうした専門家や技術者の質疑は2時間以上に及んだ。交渉相手の規制庁は、「技術的な問いには答えられない。重要な論点はパブリックコメントに寄せて欲しい」と終始繰り返した。

■ハイライト

  • 報告者 井野博満氏(東大名誉教授)、後藤政志氏(元原発技術者)、青木秀樹氏(弁護士)、阪上武氏(福島老朽原発を考える会)

 規制庁は骨子案をまとめた後、パブコメや国会事故調からのヒアリングを実施する予定だ。しかし、電力事業者からのヒアリングをすでに行ったことについて、公平性に欠けると市民側が反論。2週間というパブコメの短期間の実施や、国民への周知方法についても非難の声があがり、立地地域での説明会を始め、実施方法への再検討が求められた。規制庁は、「(新安全基準の)施行日を守るにはスケジュールに限界があるが、補足説明をする余地はある。組織として検討する」と回答。

 原発の新安全基準は7月末の施行を目指し、更田豊志原子力規制委員を中心に検討が進められている。

アーカイブの全編は、下記会員ページまたは単品購入より御覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録単品購入 330円 (会員以外)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です