2012年3月12日(月)、文化放送で行われた「夕やけ寺ちゃん活動中」の模様。
(テキスト・遠田)
2012年3月12日(月)、文化放送で行われた「夕やけ寺ちゃん活動中」の模様。
■ハイライト
今回は、政治・経済学者の植草一秀氏がゲスト出演。「民主主義の手続きを踏んでおらず、増税は反対」と強調し、「4年間、天下りや渡りという白アリ退治に全力を注ぐというのが、国民との約束だ」とそれを反故にする政権を批判。また天下りの是正が「議員定数と公務員人件費の削減にすり替えられている」と指摘した。岩上は「これ以上の人件費削減は、低賃金で働く非正規職員の増加につながる」と危惧を示した。
またTPPについて植草氏は「奪われるものばかりだ」と述べ、反対を明言した。
夕刊読みくらべのコーナーで岩上は、韓米FTAに反対する国民運動の政策委員である宋基昊(ソンキホ)弁護士、朱政策(ジュージェージュン)国民運動元共同代表へのインタビュー内容を報告。
法制度化された新自由主義の始まりは北米自由貿易協定(NAFTA)とし、「それをさらに不平等にしたのが韓米FTA。さらにそれをアメリカのグローバル資本の都合のいいようにするのがTPP」とまとめた。また野田総理会見での質問や、地域主権、原発再稼働問題、震災瓦礫受け入れなどのトピックにも言及した。