2023年9月30日(土)午後7時より、大阪府豊中市の豊中市立文化芸術センター アクア文化ホールにて、「森友学園問題を考える会」主催の市民集会「なんとかしたい! 壊れつづける政治と社会」が開催された。
登壇したのは、島田雅彦氏(作家)、松本創氏(フリーライター)ほか。司会進行は木村真 豊中市議である。
最初に登壇した日本共産党 大阪府豊中市議会議員の山本いっとく(一徳)氏は、次のように最初の言葉を述べた。
「(前略)森友学園問題は、なぜここまで長引いてしまい、解決に至らなかったのか?解決に至るためには、どうしていったら良いのか?共に考えていきたい。
また維新の会についても考えていきたい。それは森友学園問題のもう一方の当事者だから。
森友問題の発端は2012年2月26日、安倍元首相・松井一郎市長(当時)・八木秀次高崎経済大教授による教育シンポジウム「教育再生民間タウンミーティングin大阪」が発端だと言われている。
籠池泰典氏の作ろうとしていた学校は、本来大阪府の基準では認められないものだったが、維新による大阪市政の中で規制が緩められ、小学校が作られるようになった。籠池氏も、国会の証人尋問の中で、『梯子を外したのは松井一郎だった』と述べている。
それでも、維新の会は責任を追及されることなく、先日の地方選挙でも大阪府議会・大阪市議会でも過半数を占めるようになり、異常な愛国教育を進める立場になっている。
今日をきっかけにして、維新の会はどういった勢力なのか・なぜこれだけ人気が出て議席を伸ばしてきたのか、改めて考える機会にできればと考えている。
この森友事件のように政治を私物化し、そればバレそうになったら公文書の改竄まで行って、国会でも追及されす、大阪府議会の百条委員会も開かれることなく、ウヤムヤにされてしまっている。
しかし、このままウヤムヤにされてしまったら、民主主義そのものが働かないようになってしまう。解決のために真相解明のためにお互いに頑張っていきたいと思う」
- 愛国心教育の新地平を開く日本会議と森友小学校(2018.10.25、論座アーカイブ)