スクープ! IWJは大手メディアX社の選挙調査報告書(調査実施日10月23日〜24日)を独自入手! IWJは、この資料をベースに、独自に、全国の比例ブロックの政党別議席数を推計! 会員限定で公開! 2021.11.1

記事公開日:2021.10.31 テキスト
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(IWJ編集部)

 IWJは、全国の全289小選挙区で、誰に投票するか、どの政党に投票するかを、有権者に尋ねた大手メディアX社の選挙調査報告書(調査実施日10月23日〜24日)を独自入手した。

 IWJは、このX社の資料を基に、比例区に絞って独自分析を試みた。

 X社のこの調査は、PDFで全289頁も及ぶ網羅的なものである。

 実際の投票行動とは異なるので、サンプル数は少ないが、289の小選挙区すべてにおいて、どの候補者に投票するか、だけでなく、どの政党に投票するかまで聞いているのは、貴重である。

 分析は、小選挙区ごとに政党別に集計されているサンプル数を、比例ブロックごとに集計し直し、各ブロックでの政党別シェア(政党サンプル数÷当該ブロックでの総サンプル数)を算出した。

 また、このX社の調査では、「まだ決めていない、わからない」という選択肢もある。

 この選択肢の集計も行った。

 調査は10月23日と24日の週末2日間に行われた。

 分析では、23日、24日の時点での調査であることを踏まえ、この時点の総サンプル数を反映した政党別シェアをベースに、各政党に議席数を按分した。

 あくまで、10月23日、24日という時点と調査対象母数を固定的に捉えて按分した議席である。したがって、投票率や浮動票の動きいかんでは、大きく変わりうる。

一つの目安として、御覧いただきたい。

 ドント方式というのは、実際の得票数を、正の整数の1から順に、2、3、4…と割って行き、その商を大きい順に並べ、その商の属する政党に議席を割り振っていき、当該ブロックの定数に達した時点で終了するという計算方法である。

 分析では、このドント方式による議席数の按分を行う際、政党だけでなく「まだ決めていない、わからない」という未決にも、議席を振り分けた。この時点で、どの程度、未定の議席が存在するのか見極めるためである。

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https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

記事目次

  • 北海道ブロックは自民と立憲が3議席で拮抗! 共産党、公明党も1議席!
  • 東北ブロックは自民と立憲が4議席ずつで拮抗! 公明は2議席! 維新も1議席獲得!
  • 北関東ブロックは自民と立憲が5議席で拮抗! 未決が2議席!
  • 東京ブロックは自民と立憲が5議席で拮抗! 共産党が3議席で健闘!
  • 南関東ブロックは自民と立憲が5議席で拮抗! 維新が3議席獲得!
  • 北陸信越ブロックは自民5議席、立憲4議席! 共産党、公明党が各1議席!
  • 東海ブロックでも自民と立憲は6議席で拮抗! 維新が2議席獲得!
  • 近畿ブロックは自民と維新が7議席で拮抗! 立憲は5議席、共産が4議席で健闘!
  • 中国ブロックは自民が6議席獲得! 立憲は3議席にとどまる!
  • 四国ブロックは自民が3議席、立憲が2議席!
  • 九州ブロックは自民が8議席、立憲が6議席! 公明党が手堅く2議席を確保! 維新、共産、国民は各1議席!

(…会員ページにつづく)

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