IWJは、全国の全289小選挙区で、誰に投票するか、どの政党に投票するかを、有権者に尋ねた大手メディアX社の選挙調査報告書(調査実施日10月23日〜24日)を独自入手した。
IWJは、このX社の資料を基に、比例区に絞って独自分析を試みた。
X社のこの調査は、PDFで全289頁も及ぶ網羅的なものである。
実際の投票行動とは異なるので、サンプル数は少ないが、289の小選挙区すべてにおいて、どの候補者に投票するか、だけでなく、どの政党に投票するかまで聞いているのは、貴重である。
分析は、小選挙区ごとに政党別に集計されているサンプル数を、比例ブロックごとに集計し直し、各ブロックでの政党別シェア(政党サンプル数÷当該ブロックでの総サンプル数)を算出した。
また、このX社の調査では、「まだ決めていない、わからない」という選択肢もある。
この選択肢の集計も行った。
調査は10月23日と24日の週末2日間に行われた。
分析では、23日、24日の時点での調査であることを踏まえ、この時点の総サンプル数を反映した政党別シェアをベースに、各政党に議席数を按分した。
あくまで、10月23日、24日という時点と調査対象母数を固定的に捉えて按分した議席である。したがって、投票率や浮動票の動きいかんでは、大きく変わりうる。
一つの目安として、御覧いただきたい。
ドント方式というのは、実際の得票数を、正の整数の1から順に、2、3、4…と割って行き、その商を大きい順に並べ、その商の属する政党に議席を割り振っていき、当該ブロックの定数に達した時点で終了するという計算方法である。
分析では、このドント方式による議席数の按分を行う際、政党だけでなく「まだ決めていない、わからない」という未決にも、議席を振り分けた。この時点で、どの程度、未定の議席が存在するのか見極めるためである。
会員登録がまだの方、会費未納で休会状態の方、ぜひ、この天下分け目の重要な衆院選をお知りになり、ご自身の投票行動を決めるためにも、経済的に第ピンチ状態にあるIWJへの会員登録と会費の納入をお急ぎください! ご寄付・カンパもぜひともお願いいたします。