2021年10月31日午後8時から、第49回衆議院選挙の投開票を見守る開票センターが、東京・代々木の日本共産党本部2階多目的ホールで開催された。
20時5分、志位和夫委員長の比例区当確が伝えられた。
20時10分、小池晃書記局長、吉良佳子氏、田村智子氏の3人が記者会見に登壇した。この時点でNHKの議席予想は以下の通りで、共産党は比例での当選を待つ形になるため、獲得議席が明らかになるのはかなり遅い時間であった。
自民 215−253(単独過半数ギリギリ)
立憲 99−141
維新 3倍以上
公明 27-35
共産 8−14
維新 34−47
国民 7−12
れいわ 1−5
社民党 0−2
NHK党 0
無所属・他 9−13
小池書記局長は、「自民党は単独過半数ギリギリ、共産党は8議席から14議席」との予想について、NHK記者から所感を問われ、「自民党への国民からの強い批判の現れだ」と述べ、野党共闘の手応えを次のように語った。
「自民党、安倍・菅政権の9年間の政治に対する審判、国民の強い批判の現れだと思います。
市民と野党の共闘対自公という構図が明確になる中で、野党共闘で210を超える候補者を一本化した効果が出ている。接戦で自民候補を追い詰めているところが多くなっているのは共闘の効果だ。我が党が献身的な役割を果たした。
そして4つのチェンジ。弱肉強食の新自由主義を見直し、いのちと暮らしを守る政治へ。地球環境を守り気候危機を止める、ジェンダー平等を当たり前にする社会、そして憲法9条を基本にした平和外交。
我が党が示した政策に手応えを感じている。特に若い女性の強い期待を感じています」