社民党・福島瑞穂党首「『重症化以外、原則、入院できない』これは棄民政策だ!」~8.12 新型コロナ感染の爆発的拡大を招いた菅政権は退陣を!専門家、野党を含む 超党派の緊急対策本部の設置を求める首相官邸前行動 2021.8.12

記事公開日:2021.8.26取材地: テキスト動画
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(取材、文・浜本信貴)

 2021年8月12日(木)午後6時より、首相官邸前にて、「8・12 新型コロナ感染の爆発的拡大を招いた菅政権は退陣を!専門家、野党を含む 超党派の緊急対策本部の設置を求める首相官邸前行動」が行われた。

 「共謀罪NO!実行委員会」と「『秘密保護法』廃止へ!実行委員会」が共催し、「許すな!憲法改悪・市民連絡会」が協賛した。

 冒頭、立憲民主党・小西洋之 参議院議員、社会民主党党首・福島瑞穂 参議院議員、そして、日本共産党・山添拓 参議院議員の3名の野党議員から、行動への連帯の挨拶があった。

 小西議員は、挨拶の最後に次のように述べた。

 「秘密保護法、あるいは共謀罪、あるいは安保法制、解釈改憲、そして、検察官の定年延長、あるいは森友加計学園の問題、そして、学術会議の任命拒否、さまざまな憲法や法律の支配を蹂躙する行為について、私たち野党は厳しく追及してきました。

 (中略)改憲までして、自分たちのやりたいようにやるような、法律を無視するような、こういう政治権力は結局、国民の皆さんにとって、本当に大変なときに、命や暮らしが脅かされるときに、正しい政策を実行しない、あるいは、国民の皆さんの大変な状況について、何をどうするのか、その説明すら拒否する。

 (中略)こうした政権による、あってはならない事態について、これを正していく、その最後のチャンスが、来る総選挙でございます」。

 続いて、福島議員はコロナ禍の現状について触れ、次のように述べた。

 「コロナ禍で、本当にみんな不安を抱えています。菅総理は、『重症化した(人)以外は、原則として、入院できない』と記者会見で述べました。どうでしょうか?私は、これを聞いた時、『棄民政策』だと思いました。政府によって、国民は捨てられた、と思いました」

 山添議員も、政府による新型コロナウイルス感染拡大防止策について触れ、以下のとおり、政府を激しく批判した。

 「医療機関が足りない? 本当にそういうことなら、(中略)選手村も活用するとか、さらに、宿泊療養施設を、ホテルを確保するとか、入院できる体制をどうやって整えるか、そこに力を注ぐべきではありませんか。

 オリンピックのためには、病院も医師も看護師も確保したではありませんか。なぜ国民のためにはそれができないと言うのか?

 パラリンピックは、もうやっぱり、中止にするしかないんじゃないでしょうか?

 やるべきことをやらずに、お手上げ状態だと言う。それはあまりにも無責任だと思うんです。やるべきことがわからないんだったら、あらゆる英知を結集するべきです。直ちに臨時国会を開いて、野党からも、様々な参考人からもいろんな知恵を集めるべきだと思うんです。

 それでも、菅政権がもう成すすべなし、あとは自分で自分の身は守ってね、と言うのであれば、やっぱり、野党に替えて頂くしかないですよ。野党と替わって頂くしかないんじゃないでしょうか?」

 この日の行動の一部始終、そして、参加者によるすべてのスピーチについては、全編動画にてご確認いただきたい。

■全編動画

  • 日時 2021年8月12日(木)18:00~19:00
  • 場所 首相官邸前(東京都千代田区)
  • 共催 共謀罪NO!実行委員会、「秘密保護法」廃止へ!実行委員会(詳細)
  • 協賛 許すな!憲法改悪・市民連絡会

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