「『筆談ホステス』の著者・聴覚障がい者でシングルマザー 当事者だからこそ多様な声を都議会に届けられる ~6.29東京都議選・大田区 立憲民主党 斉藤りえ候補 街頭演説~応援弁士:福山哲郎幹事長」 2021.6.29

記事公開日:2021.7.3取材地: テキスト動画
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(取材、文・村上良太)

 6月29日、JR大森駅前で立憲民主党公認の都議会議員候補(大田区)の斉藤りえ氏が街頭演説を行った。斉藤候補は青森県生まれで、37歳。1歳10か月の時、病気で完全に聴覚を失い、聴覚障がい者として生きていた。上京後は銀座のクラブで働き、「筆談ホステス」として話題に。一児の母で、シングルマザーでもある。

 2015年に北区の区議会議員選挙で初当選後、任期満了で退任した。選挙区を大田区に替えて、区議から都議への再挑戦である。

 斉藤候補は、マイクを握って以下のように述べた。

 「耳の聞こえない私に議員が務まるのか、という皆さまの不安もあるかと思います。でもだからこそ、当事者の私が議会に入ることであなたに優しい都政が作れると信じています」

  斉藤候補は発声練習を積んできた結果、街頭演説も手話でなく口頭で行ったが、立憲民主党・東京4区支部長の井戸正枝氏が斉藤氏の演説を脇で支えた。また、「子供の頃は蒲田に住み、大森にもよく買い物に来た」という立憲民主党幹事長の福山哲郎氏もかけつけ、以下のように述べた。

 「斉藤さんは聴覚障がい者でもあり、シングルマザーでもある。当事者としての声を都議会に送っていきたい、その思いでの立候補です。でも皆さん、安心してください。斉藤りえさん、北区の区議として行政経験はあるんです」

 福山幹事長は多様性の大切さを強調し、斉藤候補への支持を呼びかけた。

■全編動画

  • 日時 2021年6月29日(日)18:30~
  • 場所 JR大森駅西口(東京都大田区)

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