【特別寄稿】あの『桜を見る会』は3月14日の下関市長選のための買収だった!『桜を見る会』招待は2017年の下関市長選の論功行賞であっただけでなく、今年2021年3月14日に投開票される下関市長選での前田市長再選が狙い! 2021.3.10

記事公開日:2021.3.10 テキスト動画
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(取材、文・フリージャーナリスト横田一)

 「桜を見る会」疑惑の年内決着狙いの“クリスマスイブ会見”以降、表舞台で見かけなかった安倍晋三・前首相が2021年3月7日、「下関市長選」(3月14日投開票)の出陣式に現れ、二期目を目指す直系市長・前田晋太郎候補への支持を呼び掛けたのである。

 下関駅近くの「海峡ゆめ広場」に集まった約900人(主催者発表)に向けた応援演説は4分半。元秘書で安倍派市議から初当選した前田市長の実績(公約達成率が9割弱など)を称える内容が大半だったが、首相時代に100回以上の虚偽答弁をした「桜を見る会」や前夜祭についての釈明は全くなかった。

▲下関市長選に出馬する前田晋太郎市長(左から2人目)と応援する安倍三前総理(横田一氏提供)

 そこで出陣式を終えて前田候補と共に車に乗り込んだ安倍前首相を直撃、「安倍さん、『桜を見る会』について一言お願いします」「桜を見る会は(地元有権者への)買収ではないですか。一言お願いします。説明責任を果たしたのですか」と声掛け質問をした。しかし安倍前首相は一言も発しないまま、支援者に手を振りながら走り去って行った。

記事目次

  • 「『桜を見る会』は地元有権者に対する市長選買収ではないですか」の問いかけに安倍前総理は無言!
  • 『桜を見る会』の招待は、2017年の下関市長選への論功行賞であると同時に、2021年3月14日の下関市長選での前田市長再選に向けた支持者固めや支持者拡大が狙い!
  • 下関市長選の事前買収と事後買収、そして再選に向けた、さらなる事前買収か!?
  • 安倍前首相らの前田晋太郎現市長陣営に対して、田辺よし子陣営は「市民はみんな苦しんでいる」と“アベ私物化政治”からの脱却を訴えている!
  • 自公と連合山口の推薦する前田氏は基礎票で上回るものの、菅政権(首相)に継承されたアベ私物化政治への反発は日増しに強まっている!

(…会員ページにつづく)

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