2021年3月1日(月)、午後2時頃より、東京・千代田区の日本外国特派員協会にて、小泉純一郎 元総理大臣、菅直人 衆院議員(元総理大臣)の記者会見が行われた。
会見冒頭、東日本大震災から10年の節目を迎えるにあたり、「原発」について、小泉氏と菅氏がそれぞれの考えを語った。
小泉氏「原発の問題は与党も野党もない。全国民の関心事であるし、将来を考えて、『原発』はなくしたほうがいいという立場も一緒。ということで、与野党超えて、右も左もない。政党の枠組みを超えて、将来日本が原発ゼロで発展できるような、そういう国に向けて邁進したい」
菅氏「『原発』をゼロにするということに賛成の方は多い。では、ゼロにしたときに本当にそれで電力が足りるか、ということをまだ心配されている方がいる。特に、化石燃料を使わなくては足りないのではないかと心配されている方も多い。(中略)今、日本が使っている電力は年間1兆kW/hだが、営農型太陽光発電(太陽光を農業生産と発電とで共有する取組※)だけで十分賄うことができる」
※営農型太陽光発電(農林水産省HP)
続いて、小泉、菅氏と各社記者との質疑応答の時間となった。「原子力ムラや原子力ロビー以外に、日本はアメリカとの強い政治的・経済的な関係が、脱原発を妨害しているということはあるか?」、「今でも日本の中で原子力を推進しようとする勢力があるということに対して、メディア・マスコミの責任もあると考えるか?」など、多くの率直な質問が外国人記者たちから両氏に投げかけられた。
質疑応答を含め、小泉純一郎 元総理大臣、そして、菅直人 衆院議員(元総理大臣)の記者会見の一部始終は全編動画にてご確認ください。