2021年2月8日(月)午後1時より、厚生労働省記者会見場にて、「コロナで困窮する子どもたちを救おう!プロジェクト」の主催により、「コロナで困窮する子育て家庭に4月までに給付金を!『コロナで困窮する子どもたちを救おう!プロジェクト』」の記者会見が行われた。
登壇したのは、NPO法人キッズドア・理事長の渡辺由美子氏、子どもの貧困対策センター公益財団法人あすのば・代表理事の小河光治氏、認定NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ・理事長の赤石千衣子氏、NPO法人Learning for All 代表理事・李炯植(リヒョンシギ)氏、そして日本大学文理学部教授・末富芳氏の5名。
会見冒頭、まず代表者として、渡辺氏が次のとおり挨拶をした。
「プロジェクトの一番の目的は、困窮子育て家庭、ひとり親・ふたり親を問わず、子どもたちに、新学期の前に現金給付をぜひ、お願いしたいということ。本当に、さまざまな事情があり、政府からも色々な支援を出していただいている中で、給付金のお願いをするのは心苦しくもあるが、本当に大変な状況です。
私は、日本の子どもの貧困に関わってもう12年になる。通常は学習支援をやっているが、足元で本当に、すごく大変。一言でいうと、『かわいそう』という状況の子どもたちがたくさんいる。これを放置しておくのは非常によろしくないと思っているので、ぜひ、政府には給付金を支給していただきたいし、何よりも、国民の皆さまが、困っている子どもたちを応援しようと声を上げてくださる方が重要だと考え、インターネットでの署名を開始したので、こちらを介して、たくさんの方にご署名をいただきたいと考えている。
- 「笑顔で新学期を迎えるためにコロナで困窮する子育て世帯に給付金を支給してください!」キャンペーン(change.org)
昨年(2020年2月28日)の全国一斉臨時休校のあとから、ずっと大変な状況になっている。日本全国が大変で、皆さんがすごく大変だし、事業者の方々が大変なのはわかるが、子どもたちも本当になかなか大変で、幼稚園や保育園に急に行けなくなったり、学校に行けない期間も長期化している。(中略)子どもたちが困っているところは応援してあげたいと思っている。私たちが求めているのは、『3月・4月の子育て家庭にとって、もっとも支出が増える時期に、迅速な現金給付を行って欲しい』ということです」
続いて、それぞれの登壇者から現状とその問題点についての説明があり、その後、登壇者と各社記者との質疑応答となった。
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