2020年11月14日(土)午後1時より、自由法曹団ほか3団体の共催で、東京・永田町の全国町村会館にて、第51回司法制度研究集会「今の司法に求めるもの-特に、最高裁判事任命手続きと冤罪防止の制度について」が行われた。
集会は、朝日新聞編集委員・豊(ゆたか)秀一氏の基調講演「今の司法、何が問題か-新聞記者の視点から」と、2つの報告、弁護士・梓澤和幸氏による「司法の民主化のために」、および映画監督・周防正行氏による「冤罪防止のための制度の実現を」で構成され、全般的な問題から、最高裁判事任命、そして再審制度など、個別の問題までを広くカバーするものとなった。
自身が監督した映画「それでもボクはやってない」で冤罪を生み出す捜査・裁判の実態を描き、市民として法制審議会の委員もつとめた周防氏は、報告の冒頭で「私は司法の専門家ではないので、『市民目線』でおかしいなと思っていることを正直に申し上げる」とし、「声をあげなければ何事も変わっていかないので、精一杯声を上げていきたい」と述べた。
各報告の詳細、および、その後の質疑応答の模様についは、ぜひ、全編動画でご確認ください。