2020年6月8日(月)、東京都千代田区永田町の衆議院本館にて、持続化給付金及びGoToキャンペーン事業の委託問題について、野党合同国対ヒアリングが開催された。
冒頭、国民民主党・原口一博 衆院議員が次のように発言した。
「史上最悪の情報公開隠蔽・改竄・虚偽、これをもっぱらとしてきた安倍内閣もついに、総理ご自身が『ちゃんと情報を開示して、説明をするように』とのご答弁を下さいました。
(中略)(省庁からの出席者に対し)何次下請けまでやっていますか? なぜこういうものをやりますか?『なんとか推進協議会』はいくつありますか? キャッシュレス推進協議会? GoToキャンペーン推進協議会?
何を作ろうとしているのですか? その中身を、ぜひ教えていただきたいのと、それから、これで最後にしますが、旅館業、ホテル業の方々はまさに今、お金を必要としているんですよ。それなのに予算化したものが執行できない。あり得ないじゃないですか? 届かないじゃないですか?」
持続化給付金に関して、今、大きな問題となっているのは、「初日(5/1)申請未入金問題」だ。「通常2週間程度で振込」とされている持続化給付金が、申請から1ヶ月以上経過し、いまだに振込まれていない人々が、約9000人強もいるというのだ。
その「振込無し」の状態にも様々なパターンがあるようで、「申請した後、不備メールもなく現在まで放置されている」、「不備メールが来たものの、修正しても新たに不備メールが来るの繰り返し」、「不備メールが来て修正したものの、その後放置されている」、そして「1ヶ月近く放置され不安になり、二重申請をしてしまった」というひどいケースもあるという。
さまざまなケースに共通しているのは、「今現在も振込がないこと」と「親身になり、解決のフォローをしてくれる窓口がない」ことだ。
冒頭の原口議員の発言のあと、この「初日申請未入金問題」の当事者の女性が、自身の窮状を電話越しに省庁側の出席者に訴えた。
「日に日に状況が逼迫してきている方がおり、私もその悲鳴のような声を聞いて、私自身も含め、そういう方々の声を受け止め、胸を痛めている。今日、皆さまにお願いしたいことは、『なるべく急いで振込をいたします』とか、『なるべく早く窓口を開設します』といった抽象的なことばではなく、私たちはもう1ヶ月以上待っています。
ずっと待っています。ですので、約束を、私たちにしていただきたいと思っている。例えば、『振込は今から最大で2週間後』など、具体的な約束をしていただかないと、電話を切れない覚悟でいますので、どうぞ、よろしくお願いします」
結果的に、女性の「覚悟」はあっけなく、淡々と無視されることになった。また、省庁側の出席者たちは、いずれも、野党議員からの質問や追求に対しても、誠実に応答することもなく。前回からの宿題となっていた7つの質問についても、ほぼゼロ回答といった惨状であった。
持続化給付金で振込まれず困ってる人が多すぎる!順番に潰れて行く全然敏速やない言葉に責任もって言ってるのか?振込待ってる人達頑張れ!