「#検察庁法改正案に抗議します」に発するコロナ時代の街頭行動! ~5.19 安倍政権は1000万の民の声を聞け!検察庁法改定反対!権力私物化許さない!安倍政権退陣!5・19緊急国会議員会館前行動 2020.5.19

記事公開日:2020.5.20取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(取材・文:千浦僚)

 2020年5月19日(火)午後6時より、東京都千代田区永田町の衆議院第二会館前にて、「安倍政権は1000万の民の声を聞け! 検察庁法改定反対!権力私物化許さない!安倍政権退陣!5・19緊急国会議員会館前行動」が開催された。

 この抗議行動は、5月8日以降ツイッター上で「♯検察庁法改正案に抗議します」などのハッシュタグが数百万件の広がりを見せたことの反響を受けて、「憲法9条を壊すな!実行委員会」「平和をつくり出す宗教者ネット」「憲法を生かす会」「許すな!憲法改悪・市民連絡会」の共催で行なわれた。

 安倍内閣が成立を目論んだ「検察庁法改正案を含む国家公務員法改正」は今国会での成立は見送られる模様だが、市民有志は検察庁法改正案の継続審議でなく廃案を目指し、議員会館前でアピールを行なった。

 菱山南帆子氏による司会進行で、冒頭には主催者代表の高田健氏のあいさつがあり、日本共産党藤野保史衆院議員、日本山妙法寺武田隆雄上人、憲法会議事務局長高橋信一氏、全国労働組合連絡協議会常任幹事柚木康子氏、日本キリスト教協議会総幹事キム・ソンジェ(金性済)氏、憲法を愛する女性ネット山口菊子氏らのスピーチが行われた。山口菊子氏はジャーナリスト堀潤氏の発言を引用し、「民主主義に対峙するものは沈黙だという。声を出す、出し続けるということを皆さんとやっていきたい」と述べた。

 最後に菱山南帆子氏の呼びかけがあり、菱山氏は「ツイッターでたくさんの芸能人の方が勇気を出して意見を発したのに、政治家小泉進次郎は政治的な発言を控えると言った。こういうことに私たちは腹を立てていかねばならない。皆さんのいてもたってもいられない気持ちが今日の集会を成功させた。この検察庁法改悪は今国会では見送りということだが、次の臨時国会には出される。必ず廃案にするんだという思いを今日皆さんと確認したい」と訴えかけた。

 参加者はマスクを着用し、ソーシャル・ディスタンスに配慮したスタンディングと、プラカードや横断幕、のぼりを掲げてのアピールを行なった。この行動の参加者数は約600人で、上記市民グループが新型コロナ感染拡大防止への配慮から、密集などの規制をしつつ街頭行動したなかでは最大の参加者数となった。

【おことわり】
IWJ記者の取材撮影の不備により当ページでの収録配信映像は、集会終盤のキム・ソンジェ氏、山口菊子氏、菱山南帆子氏のスピーチのみとなります。

■全編動画

  • 日時 2020年5月19日(火)18:00~19:00
  • 場所 衆議院第二議員会館前を中心に(東京都千代田区)
  • 詳細 憲法9条を壊すな!実行委員会 告知
  • 内容 マスク着用、ソーシャル・ディスタンスに配慮したヒューマン・チェーン、プラカードなどによるスタンディング
  • その他主催 平和をつくり出す宗教者ネット、憲法を生かす会、許すな!憲法改悪・市民連絡会ほか

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です