東京都が取り壊しを宣言している築地市場で、正当な営業権にもとづいて営業を継続している業者をサポートしようと一級建築士の水谷和子氏らが「場内お買い物ツアー」を企画。IWJでは、10月16日午前11時より行われた「場内お買い物ツアー」を中継した。
正門出入口には東京都職員が待ち構えていて、「営業は行っておりません」という嘘は言うものの、記録用紙へ名前の記入を強制するようなことはしなかった。ここ数日間で一番スムーズに入場できた。
築地市場営業権組合・茶屋番の猿渡誠氏は「築地で営業し続けることが大事なのだが、豊洲でも営業があるため、築地でも営業するのというのは大変なこと」と述べたところ、参加者から、「築地での店番ボランティアを募るのはどうか」と良い提案があがった。
今日は営業店舗が少なく、抗議アピールがあまり感じられなかったからか、「仲卸業者がもっと声をあげなきゃダメなんだ。私たちがサポートするから」と指摘する声もあった。
9月7日の定例記者会見で小池都知事は、「引っ越し後の10月18日以降、工事関係者以外は立ち入り禁止となる。電気・水道などのライフラインの供給は停止する」と表明している。
IWJ取材の「築地市場存続イベント『場内お買い物ツアー』」コンテンツは、以下のURLからご覧いただきたい。
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また、IWJは、10月10日に東京都庁記者クラブで行われた築地市場営業権組合による記者会見を中継している。この記者会見で明治学院大学・熊本一規名誉教授は、築地市場の解体工事は違法であると重大な指摘をしている。IWJは、熊本名誉教授の指摘の重要性に鑑み、発言の要旨をまとめた記事と、全文文字起こしをした記事をアーカイブにアップした。ぜひ、以下の記事をご覧いただきたい。