2018年10月3日(水)に結党した場所、有楽町イトシア前にて「立憲民主党 有楽町大作戦 AGAIN」が行われた。この日から立憲民主党は結党2年目に突入した。
立憲民主党・沖縄県連代表の有田芳生参院議員は、沖縄県知事選での玉城デニー氏の圧勝を聴衆へ報告した。
「玉城デニーさんは明日初登庁。安倍政権が在庫一掃新体制で政治をやろうとしているが、沖縄の民意は明らかだ。辺野古の新基地などいらない。その沖縄の民意をデニーさんは明日から沖縄県民と共に、みなさんと共に進めていく」と述べ、聴衆から拍手が沸き起こった。
立憲民主党公認候補・おしどりマコ氏は「安倍政権になってから原発問題だけではなく、情報公開がどの省庁でも行われていないことに気付いた。それまでは省庁が国民のニーズに応えて独自で情報公開していた。原発事故当時に官房長官だった枝野代表に、総理大臣になってもらい、もう一度事故調査委員会をつくって情報公開して頂きたい」と強く述べた。
生後6ヶ月で血友病と診断され、治療のために投与された輸入血液製剤によりHIV感染した経験をもつ、立憲民主党・川田龍平参院議員は、日本の農薬被害について語った。
「ヨーロッパ、アメリカでは禁止とされているネオニコチノイド系農薬が日本では認可されている。その影響で様々な健康被害がおきている。ミツバチの大量死など生態系を壊すということで、ロシアでも中国でもブータンでも世界中で農薬使用の見直しがされている。有機農業100%の国を目指す。各国がそういう姿勢になってきている」
「しかし日本はそうなっていない。だから、農薬や添加物などの食の安全基準を見直して、安心して子供たちに食べさせたい。農業、漁業、林業を通じてこの国の安全保障を守っていきたい」と強く訴えた。
立憲民主党・枝野幸男代表は「『情けは人の為ならず』この格言が大好きだ。人に親切にしても、ろくなことにならないからしないと、間違えて理解している人が、調査をすると半数くらいいる。残念ながら近代化というプロセスの中で、お互いさまに支え合う機能が弱まってきている。その機能を担うのは政治の責任、役割だと思う」と述べ聴衆から拍手が起こった。
また枝野氏は「今問われているのは政権構想ではなく、社会構想ではないか。政治が変わるだけでは、社会は変わらない。政治が変わるのは、社会が変わるからだ。国民の皆様の意識が変わるからだ」
「『今だけ、金だけ、自分だけ』それでいいと勘違いしている人がいる。この社会は『情けは人の為ならず』でできているんだ。お互いさまでできているのだと、当たり前のことを思い出していこう」と強く訴えた。
岩上安身による立憲民主党代表・枝野幸男衆議院議員インタビューや、IWJ取材の立憲民主党による街頭演説は、下記関連コンテンツからご覧いただけます。