今、総理官邸。これから会見です。横は東京新聞の望月さん。
総理会見始まる。冒頭のスピーチで、「建設的な議論をすべきなのに、今国会で政策とは関係のない、批判の応酬となった」と、今国会で、森友学園、加計学園問題などを追及されたことに不満を表明。
安倍総理、半世紀ぶりの獣医学部の新設、プロセスに一点の曇りもない、と開き直り。国家戦略特区によって岩盤規制を打ち破ると、これまでの主張を強化して繰り返す。
「有効求人倍率はバブル期を超えた」と自慢、「雇用を増やし、所得を増やす」とも。国民の所得は増えていないが、、、。「これからも経済政策最優先、そのために国家戦略特区が必要」と強調。間接的に加計学園に獣医学部新設を認めたことを自己肯定。
幹事社の毎日新聞からの質問。森友、加計学園問題について。国会を中間報告という禁じ手で強引に閉会したことなど。「加計学園問題について、国会の開会、閉会に関わらず、国民に丁寧に説明して行く」と総理が回答。であれば、閉会中審査は必要だろう。
ここから質問。ロイターの女性外国人記者。米中接近は日本に悪影響があるのでは?という質問。安倍総理、「日本に悪影響、そうは思わない。米中接近は世界、日本にとってプラスになる」と回答。次はNHKが当たる。
NHK記者は、公文書管理のあり方について質問。それを安倍総理は手元を見ながら回答。なぜ、下を見ながら、文書を読むように答えるのか。質問が事前に分かっていて、回答が書かれているから。この記者会見はアドリブではなく、台本が出来上がっているのだ。
次の記者も、微妙にポイントを外した質問。総理は、有識者会議や自由貿易の必要性などを演説。これじゃアシスト質問。当たる記者は、誰も閉会中審査や、前川前事務次官の証人喚問、臨時国会の早期の開会など、質問しない。聞くべきはまずはそこだろう。
最後の記者はフジテレビ。質問内容は、北方領土問題だと。このタイミングで。それ、今のタイミングで優先して訊くべきことか?
手元のペーパーを見ながら、長々と回答する安倍総理。質問に対して、準備していたことがよくわかる。記者会見は、事前の質問どりなどせず、アドリブで真剣勝負をすべきだ。安倍政権になってから、記者会見は完全な茶番。今日もまた、当たらずじまい。