小出裕章氏による「瓦礫の広域処理についての勉強会」(大阪維新の会主催)の模様。
「橋下徹・大阪市長定例記者会見」の前日に大阪維新の会が行った勉強会で、記者会見ではこの小出氏勉強会についても触れられた。
ただし瓦礫の広域処理に関しては、「従来からの受け入れに前向きな姿勢に変更はない」とした。
(IWJボランティアスタッフ・西村)
小出裕章氏による「瓦礫の広域処理についての勉強会」(大阪維新の会主催)の模様。
「橋下徹・大阪市長定例記者会見」の前日に大阪維新の会が行った勉強会で、記者会見ではこの小出氏勉強会についても触れられた。
ただし瓦礫の広域処理に関しては、「従来からの受け入れに前向きな姿勢に変更はない」とした。
■イントロ
大阪維新の会は、小出裕章氏に以下の点についての説明を求めた。それは、震災瓦礫といかに向き合っていくべきか、瓦礫受け入れを前提とした場合の今後の課題(数値的な目安、焼却灰の処分上の課題、海面処分の可否など)、さらに、災害廃棄物の受け入れを議会、行政が検討するにあたり、専門家として伝えておきたいこと、大阪府の災害廃棄物処理指針について、専門家の立場からの指摘が欲しいというものであった。これに基づいて、小出氏は一つずつ丁寧に説明した。
まず小出氏は、放射能の取り扱いについて「放射能は、生命体に有害であり、煮ても焼いても無くならない。拡散させず、現場で封じ込めることが原則だ」と語った。現状として政府は、瓦礫を全国自治体に送り、現在ある焼却施設で焼き、焼却灰は各自治体で処分するようにと言っている。これについて小出氏は、「どちらも正しくない。現在の各自治体の焼却施設は放射性物質に対する考慮が無い。そんなところで、燃やしてはならない。放射性物質は普通のゴミと混ぜてはならない」と明言した。
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