2017年2月24日（金）17時より大阪市内にて、岩上安身が元塚本幼稚園の情報提供者にインタビューを行った。

• タイトル 岩上安身による元塚本幼稚園情報提供者へのインタビュー
• 日時 2017年2月24日（金）17:00〜19:00
• 場所 大阪市内

　3月3日（金）21時より「虐待!? 恫喝!? 塚本幼稚園を内側から見てきた元関係者に岩上安身が独占スクープインタビュー！保護者すら知らない塚本幼稚園内部の衝撃の告発!!」を報告Twします。

岩上「森友学園が運営する塚本幼稚園では教育勅語を暗唱させるなど問題のある教育を行っている。今日は塚本幼稚園の内情に詳しい方にお話をうかがいます」

岩上「塚本幼稚園との関わりとは？」

男性「3年間、塚本幼稚園の授業や遠足、伊勢神宮参拝などに付き添い園児たちや先生と触れ合う機会があった。その中で疑問に思うことが多々あった」。

岩上「保護者の方から『授業を見せてもらえない』という声もあるが」。

男性「授業参観日はあったが、その日は授業内容がガラッと変わる。他の幼稚園と変わらないようなパズルゲームなど」

岩上「普段の授業ではどういうことをやっていた？」

男性「日本の文化をよく知ってもらいたいということで、将棋・大正琴・教育勅語を聞いて説明文を書いたり。体育の時間はラグビーも」

岩上「ラグビーというのは本当にやっているのですか？」

男性「はい、やっています。中にはちょっと荒い行動に出る子もいるのですが、喧嘩する子には注意していなかった」

岩上「園児にコンタクトスポーツをやらせるのはかなり無茶な話だと思うが」。

男性「中には靴を引っ張って引きずられる子もいれば、倒れ込んでその上に乗り、無理やりボールを取るといった場面も」

岩上「なぜ、ラグビーを『日本文化』として教えているのでしょう？」

男性「授業の前や後に、ラグビーは日本人の闘争心を駆り立てるものだということを、園長が言っていた」

岩上「子どもたちは、上から言われたことには絶対服従という状態になっていく？」

男性「先生の言うことは絶対。園長先生の言っていることはもっともっと絶対、という状態になっていると思う」

男性「幼稚園の中でおもらしをして、もらしたうんちをそのまま袋に入れて持ち帰らせるということは実際に目にした。授業と授業の間に休憩時間がほとんどなくて、園児はトイレに行けない」

岩上「先生たちは、おもらししたパンツを取り替えてくれるのでしょうか？」

男性「おもらしして替えのパンツをもらった後、先生たちがケアするというのは見たことがない」

男性「職員室に副園長がずっといるが、すごく感情が上下する方で、タイミングの悪い時に入ると大きな声で怒鳴りつけられたりする。『そういうことをする人間はろくな人間になれません』とか」

岩上「怒鳴る時にヘイトスピーチが混じることは？」

男性「そういったことはないが、朝の体操の時に教育勅語と五箇条の御誓文を覚えていない子がいると、『日本人ではない』『日本人の恥だ』と」

男性「園児たちは、怒られるということに本当に怯えていて、嫌がっている。なので、先生の目が入る場所ではいい子にしていなきゃいけない」

岩上「保護者の証言として、剣道の用具を買わせたのに授業がなかった、というものがある」。

男性「私自身が塚本幼稚園で剣道の授業をするというのは、いっさい耳にしたことはない。時間割表にもない」

男性「夏場になると市民プールに遊びに行くのだが、園児は更衣室ではなくプールサイドで着替えをさせられていた。男の子も女の子も履いてきたパンツ一枚でプールで遊んでいた」

男性「春に神戸祭りというのがあり、園児が重たい楽器を持って歩く。しかし先生と園児の間に距離があり、熱中症でフラフラしている子をケアできていないような状況。見ていてとても不安だった」

岩上「園長、副園長に意見を言うような先生はいない？」

男性「園長、副園長にものが言えないというのは先生たちも同じ。なぜそうなるかというと、塚本幼稚園は先生の入れ替わりが激しいから」

岩上「私学審議会の議事録を読むと、『園児も先生もどんどん辞めている。人件費も非常に低い』と指摘されています」。

男性「先生たちが最初につまずくのは、教育勅語を暗記しなければいけないこと」

男性「毎年、伊勢神宮の参拝に行くのだが、食べきれないほどの食事が出る。それでも職員さんが無理やり口を開けさせて流し込む、とか。吐いたものも食べさせられる」

男性「園庭の柱にヒト形の人形を吊るして、昔で言う竹槍みたいなもので人形を突いて遊んでいた。先生たちも笑いながら一緒に突いていた」。

岩上「戦時中の竹槍訓練のよう」

男性「塚本幼稚園の入園式では、園長は『親の教育もします』と言う。君が代を大声で歌わないと親も怒られてしまう。私は最初はしっかりした幼稚園だと思ったんですが」

岩上「塚本幼稚園と仕事をして、金銭的なトラブルはあったか？」

男性「園長から『寄付をするのは当たり前』と言われた。しかし、寄附口座ではなく幼稚園の口座に振り込むことに」

男性「最初に交わした契約書のパーセントを後になってから『おかしいじゃないか』と言われ、最初の頃の金額にも後で決められたパーセントを上乗せして払うように言われた」。

岩上「さかのぼって上乗せされたと」

岩上「金銭への執着心が強い夫婦だと思うが、他の人にもバックマージンの要求をしていた？」

男性「毎年のように業者が変わっていたので、そういった要求は他にもあったと思う」

男性「副園長は『弁護士に相談する』『探偵を雇う』といったことを本当によく言う。業者に対して恐喝まがいのことをしたり。『家に右翼を付けるぞ』と言われた人もいた」

男性「授業とは関係ないことのセールスをされる。籠池園長が取材を受けた政治関係の掲載誌が送りつけられてきて、代金を請求されたことも。副園長が保護者にお米の押し売りをしていた」

岩上「安倍昭恵氏を寄付集めのツールとして利用していた？」

男性「授業参観には必ず講演会がセットだった。講演会には安倍昭恵夫人の他、色んな先生が来ていた。そこで寄付金を募ったりしていた」

男性「護国神社で園児が『同期の桜』を歌うのだが、そこでは教育勅語と君が代が書かれたおせんべいが配られ、そこに寄付金の振込用紙が一緒に同封されていた。かなりの量が配られていた」

岩上「幼稚園と安倍総理との関係についてはいかがですか？籠池氏はいずれ『安倍晋三記念小学校』にしようとしている、とも言われるが」。

男性「講演会で示された紙ではそう書かれていました」

男性「しかし、ある日突然『瑞穂の國』に名前が変わった。説明がなかったので疑問に感じた。籠池園長は『安倍総理とは何度も電話でしゃべったことがある』と言っていた」

男性「籠池園長は、あれだけ昭恵夫人に会ったり、安倍総理の名前で寄付を募っていたのだから、知らないはずがないと思う。昭恵夫人は何度も園に来ている」

岩上「最後にまとめを」

男性「園長と副園長は、これまで色んな方を巻き込んで迷惑をかけている。しかし、園児たちは『間違っていたな』ではすまない。園長と副園長は考え直してほしい」

以上で「虐待!? 恫喝!? 塚本幼稚園を内側から見てきた元関係者に岩上安身が独占スクープインタビュー」の報告Twを終了します。動画アーカイブは準備が整い次第、IWJのHP（http://iwj.co.jp/）に掲載します。