米軍に対する信頼が揺らぐような事故が、相次いでいる。
2017年1月28日、中東のイエメンで米軍が過激派の「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」を攻撃していた作戦の最中に、米海兵隊のオスプレイ1機が墜落し、3人の負傷者が出た。
ロイター通信によると、同作戦中には米兵1名とアルカイダの戦闘員14人、約30人の現地市民が死亡した。死亡した米兵は、トランプ政権下での初の犠牲者となった。
それから間もなく1月30日には、沖縄県・那覇空港で、離陸直前の航空自衛隊那覇基地所属のF-15戦闘機1機の前輪タイヤが外れ、滑走路で立ち往生し、2時間近く滑走路が閉鎖される事態に陥った。那覇空港は軍民共用空港のため、滑走路の閉鎖により民間の航空機も足止めを余儀なくされた。
米軍機は昨年から相次いで事故を起こしている。9月にはAV-8Bハリアーが沖縄県沖で墜落、12月には沖縄県沖でオスプレイが墜落、同日、普天間飛行場に別のオスプレイの機体が胴体着陸している。
オスプレイがいかに危険なものかは、「岩上安身のIWJ特報!」で詳しく解説しているので、ぜひご一読いただきたい。
また、オスプレイの構造的欠陥については、岩上安身が沖縄在住の建築家の真喜志好一氏さんにインタビューをしているので、こちらもご一読いただきたい。
イエメンでの墜落機は沖縄県沖での墜落機と同じMV-22オスプレイ! 敵の攻撃もないのに「墜落」する欠陥機が日本上空を飛び回っている!日本政府はいつまで米軍戦闘機に大金を払い続けるのか!? http://iwj.co.jp/wj/open/archives/360731 … @iwakamiyasumi
https://twitter.com/55kurosuke/status/826903730633084928
オスプレイの離着陸時のバランスの悪さは、形状を見ただけで理解できる。ローターが二つあるヘリコプターの中央左右に、オスプレイの機体部分だけを主翼中央で分けて機種側と尾翼側を付けたと考えれば言い。風でバランスが崩れたら制御不能になるのは簡単に理解できる。