「安倍談話で、歴史問題が解決するという話ではない。日本は今後、談話に示した決意を実行していく責任を担うことになる。世界各国は、暖かく見守ってほしい」──。
中国や韓国に太いパイプを持つと言われる、二階俊博自民党総務会長は、安倍総理が発表した戦後70年談話について、このように語り、外国メディアに理解を求めた。
2015年8月19日、衆議院議員で自民党総務会長の二階俊博氏は、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見を行い、安倍晋三首相が発表して間もない「戦後70年談話」への自身の評価を、「戦争を起こしてはならないというメッセージは、海外に伝えられたと思う」などと口にした。
それに伴う、歴史問題や靖国合祀問題に関する発言では、すぐに解決するのは難しい、との考えを表明。日中関係ついては、「民間交流や政府の努力で、改善の方向に進んでいる」との見方を示した。
日中関係の大切さは、双方の首脳が知っているはず
二階氏といえば、親中派の国会議員の1人であり、観光や文化の面で、日中交流に尽力してきたことでも知られている。
この日の会見では、5月に、日中友好を願う約3000人の日本人観光団を引率して中国各地を訪問した一件が話題に上り、「日中友好交流の夕べ」と題したイベントが、北京の人民大会堂で開催されたことを紹介した。
「日中関係を重視する旨の、前向きのメッセージが、習近平主席からも寄せられ、大いに盛り上がった」
これまで二階氏が音頭をとって実施されてきた、民間レベルでの数々の日中交流について、フランスのメディアの記者が「安倍首相の訪中が実現してこそ、より大きな意味を持つのではないか」と指摘すると、二階氏は、今後の日中関係を占う上では、両国の首脳による会談がいつ開かれるかが焦点になるのは当然とし、「この点については、日中双方のトップが十分心得ているはず。そう遠くない将来に、日中首脳会談が実現すると確信をしている」と述べた。
終戦の日の前日、8月14日に安倍総理によって発表された「戦後70年談話」について、ブルームバーグ記者は、二階氏が事前に「総理が出すその談話によって、日中関係は改善するだろう」とコメントしていることを取り上げて、「期待通りの中身だったのか?」と質した。
戦後70年談話は「歴史問題」解決に寄与する?
この問いに、二階氏は、「70年談話が発表されなければ、日本は前へ進めないとでも言いたげな調子で、各方面から議論を呼んできたが」と苦笑気味に語りながらも、「総理としての、あるいは日本国としての、平和への願いや、戦争を起こしてはならないというメッセージは、海外に伝えられたと思う」とした。
日中離反を画策する元台湾人の金美齢女史の事務所が運営する日台交流サロンに出入りする、安倍晋三を始めとした国会議員が政権を握っているうちは日中の交流は疎外され続けると思う。金美齢女史は日中離反の話題が大好きで、おそらくは日台交流サロンは国会議員を洗脳することが目的だと考えられる。
また、反中言論で食っているような櫻井よし子のような人間と付き合いがある人間が政権にいるようでは駄目だろう。反中言論が“生活の糧”になっているのだから、それを吹き込むことしかしないのだ。これはあくまでも皮肉をこめて書くわけだが、櫻井よし子は取材をしないのに何でも知っている“超能力型ジャーナリスト”の一人だ。小説家と云うことも出来る。それを鵜呑みにするような頭がイカレた男が首相をやっているうちは日中友好はうまくゆかないと思う。
首相に忠誠を誓う文化藝術懇談会に出席していて学生デモを批判した武藤貴也議員は、怪しい見た目どおりの人物であることが明らかになった。安倍晋三首相の父親の故安倍晋太郎の名前も登場したリクルート事件と同じことをしていたとは何の因果だろうか。首相は日本記者クラブでは1993年の自民党下野をマスコミのせいにしたが、実は未公開株を政治家に優先的に譲渡したリクルート事件が原因の一つだった。