安保法制関連法案が26日から国会審議入り 政府は1ヶ月以上の会期延長を通告〜「大きな怒りのうねりで『戦争法案』にNOを!」国会前抗議行動に900人 2015.5.26

記事公開日:2015.5.27取材地: テキスト動画
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(IWJ・ぎぎまき)

特集 集団的自衛権|特集 憲法改正

※5月27日テキストを追加しました!

 敗戦から70年、日本の安全保障政策の行方を大きく転換する法案の、国会審議がスタートした。

 安全保障法制の関連法案が2015年5月26日から、衆議院本会議で審議入り。審議されるのは、自衛隊法など10本の改正案を一つにまとめた「平和安全法制整備法案」と、自衛隊による他国軍の後方支援を可能にする恒久法、「国際平和支援法案」の2法案。

 13時から始まる本会議に合わせ、国会裏では、「戦争法案の審議入りに抗議する緊急行動」が行なわれ、市民約900人が集まった。

 「安倍政権の戦争法案に対し、世論の多くが反対している。戦争を平和と言い換え、安全と言い換え、自衛隊を含め、リスクがあるのにないと言い換える。

 審議入りに先立って、これだけたくさんの市民が集まって安倍政権に抗議をする。これだけの人数が集まっているのは、私の経験から言っても珍しい」

 呼びかけ人の一人であり、「解釈で憲法9条を壊すな!」実行委員会の高田健氏は、平日の昼間に900人が集まることは、安倍政権の暴走に対する怒りの現れだと話した。

 「政府・自民党はすでに1ヶ月以上の会期延長を通告している。何としても今国会で法案を通そうという彼らの腹に対して、大きな怒りのうねりでもって、NOを伝えなければいけない」

 総がかり行動実行委員会の筑紫建彦氏は、今後、行なわれる国会包囲行動や座り込み行動について説明。同実行委員会は国会期末まで、連日、反対行動を展開する予定だという。

■ハイライト

「誰も殺さず殺されず来たのに、また、国民を巻き込むのか」

 豊島区から参加した60代の女性は、戦争に反対する思いをIWJのカメラに向かって次のように話した。

 「夫の父親は終戦の1年前に、ビルマのマンダレーで死んでいます。まだ骨も帰ってきていません。苦労して育った私の夫は、今、再び戦争のきな臭さを感じて、少し鬱状態になっています。そういう人を再び出してはいけない。

 せっかく戦争をやめて70年。誰も殺さず殺されず来たのに、また、国民を巻き込むのかと。自分たちが住む豊島区の大塚駅前で、戦争反対のハンドマイク街宣をやっています。賛成反対の前に、まず、何が審議されているのか、その内容をマスコミももっと報道してほしい」

糸数慶子議員「殺し殺される戦争の中に巻き込まれることを、今、戦争体験者が身をもって怖がっています」

 集会には、沖縄選出の糸数慶子参議院議員が駆けつけた。糸数議員は、辺野古の基地建設を強行する安倍政権に強く抗議する県民の思いを改めて強調し、日本の安全保障政策を大きく転換する動きを前に、「戦争法案」を阻止するそうがかり行動を呼びかけた。

(…会員ページにつづく)

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「安保法制関連法案が26日から国会審議入り 政府は1ヶ月以上の会期延長を通告〜「大きな怒りのうねりで『戦争法案』にNOを!」国会前抗議行動に900人」への1件のフィードバック

  1. @55kurosukeさん(ツイッターのご意見) より:

    安保法制関連法案が26日から国会審議入り 政府は1ヶ月以上の会期延長を通告〜「大きな怒りのうねりで『戦争法案』にNOを!」国会前抗議行動に900人 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/246893 … @iwakamiyasumi
    誰も殺さず殺されず来たのに、また、国民を巻き込むのか。
    https://twitter.com/55kurosuke/status/603550249819312129

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