辺野古での新基地建設計画を巡って、沖縄県の翁長雄志知事と安倍総理の初会談が2015年4月15日、官邸で実現した。今月7日に行なわれた菅官房長官との会談で、首相との面会を求めた翁長知事の要望に応じた形。これまで、知事の面会要請に応じてこなかった安倍総理だが、4月28日の日米首相会談を前に、沖縄との対話姿勢をアピールするのが狙いだ。
冒頭、報道陣の前で安倍総理と翁長知事が互いに辺野古移設に関す考えを主張し、その後の会談は非公開で行われた。
安倍総理は「名護市辺野古への移転が唯一の解決策だ」と、これまでの姿勢を崩さなかった。
「われわれは丁寧な説明をさせていただきながら、理解をして頂けるよう努力したい。沖縄の発展は日本にとって、大変重要なことであり、国家戦略として、さらに進めさせていただきたい。那覇空港の第2滑走路の整備事業も含め、振興策をこれからも強く進めていきたい」
「唯一の解決策」だと述べた安倍総理に対し、翁長知事は、「政府は、普天間基地の県外移設という公約をかなぐり捨てた仲井真前知事が、埋め立てを承認したことを錦の御旗として辺野古移設を進めているが、去年の名護市長選挙、沖縄県知事選挙、衆議院選挙で、辺野古への新基地反対に圧倒的な民意が示された。
沖縄はみずから基地を提供したということは一度もない。みずから土地を奪っておきながら、政府は、『老朽化したから。世界一危険だから。沖縄が負担しろ。いやなら代替案を出せ』と言う。こんな理不尽なことはない」と、基地計画の撤回を強く求めた。
また、翁長知事は、菅官房長官が会談で引き合いに出した1999年の閣議決定に言及し、「16年前の合意は沖縄と協議もないまま閣議決定は廃止された。受け入れたという認識は間違いだ」と政府の認識の間違いを改め、釘を刺した。
- 「沖縄の環境保全はできない」専門委員会の副委員長が自ら辞任! 〜政府の環境保全対策は非科学的で穴だらけであることが防衛省との政府交渉で露呈 2015.4.7
- NHK 4月17日14時04分 安倍首相と翁長知事が初会談 互いに主張述べ合う
一兆円の利権といわれる辺野古基地建設は実は利権つまりカネの話でしかない。儲かる企業としては特定の企業に限られており、安倍首相と出身派閥の利権である。利権の話しでしかないから理由は完全な後付で、何を言われても儲ける事しか頭に無いから何とも思わずに平然と嘘をつくのである。かつての公害や成田空港や諫早湾の干拓事業と同じで不要でも政権維持と自分たちの儲けのために勧めなければならないというのが政権が基地建設を進める本当の理由である。その点は原発利権に似てもいる。
原発利権と同じく公安警察を使ったり、建設反対者を“左翼に仕立て”たりすることもいつもどおりにやるだろう。歴史から学ばない懲りない連中だ。しかしだな、こういうやり方が国土に不要な原発を作りヤクザを儲けさせ国土の破壊につながったのだから、もうこういう人たちつまり安部晋三と自民党には政界から去ってもらうしか次世代にまともな日本を残す方法は無いです。皆様の健闘を祈ります。