「安全保障は、国民全体で考えてほしい。美しい海を埋め立てて辺野古に基地をつくることは、やめてもらいたい」──。
沖縄県の知事に就任した翁長雄志氏は、初日の就任式のスピーチで、米軍普天間基地の名護市辺野古への移設について、改めて反対の意思を表明した。
宜野湾市にある米軍普天間基地の移設問題が最大の争点となった、2014年11月の沖縄県知事選挙で、名護市辺野古への移設推進を訴える現職の仲井真弘多氏に、約10万票の差をつけて初当選した翁長雄志氏が、12月10日、沖縄県庁に初登庁して就任式を執り行った。
翁長氏は「辺野古の160ヘクタールが埋め立てられると、そこは国有地に変わり、県の自己決定権がおよばなくなる」と述べ、辺野古に米軍基地が居座る可能性が出てくることに懸念を表明。「日本全体での役割分担が不可欠だ」と力を込めた。
- 日時 2014年12月10日(水) 9:00頃~
- 場所 沖縄県庁(沖縄県那覇市)
マスコミの関心は「基地問題」に集中
2014年12月10日午前9時、翁長氏が沖縄県庁の正面玄関をくぐりロビーに入ると、出迎えに集まった大勢の職員らから一斉に拍手が沸き上がった。
就任スピーチで翁長氏は、「本日、知事に就任した翁長雄志です」と、まず職員らに向かって挨拶をし、「来年、日本は戦後70年の節目を迎える。その時期に沖縄県知事を務めることは感慨深い」と言い継いだ。
また、「沖縄県が抱えている問題の中には、過酷なものがある」とも語り、基地や経済の部分で、解決が容易ではない問題が沖縄に複数横たわっている、と指摘。「職員の皆さんと対話を重ねながら、それぞれの問題解決に取り組んでいきたい」と抱負を口にした。
その後、就任式に先立ち、記者会見を開いた旨を伝えた翁長氏は、次のように話した。
「記者の方々からの質問は、沖縄県政全般に関するものではなく、基地問題に集中した。質問に応えながら、県としての、世間の注目への対応の仕方が大切であることを胸に刻んだ」
翁長氏は基地問題について、「(日本の国土全体から見れば)0.6%の面積しかない沖縄に、長きにわたり、在日米軍専用施設の7割超が存在し続けた点は理不尽と言うほかない。日米安全保障条約を楯にされても、県民にとっては許されないことだ」と語った。就任記者会見でも、「日本の安全保障は、日本国民全体で考えてほしい、と訴えていきたい」と強調している。
「プライス勧告」への猛抗議に見た沖縄人の矜持
知事就任式の動画ありがとうございます。
私は、沖繩の未来を託し翁長知事に一票を投じました。
これからも、翁長知事を信じ応援し支えます。
ウチナーはウチナーンチュがしか守れません。
教育を重視し、故郷である琉球の歴史文化への知識を深めながら
国際的に通用する人材の育成に力を入れてほしいです。(県民の教育レベルの向上を望みます)
(ウチナーグチ推進、琉球歴史の認識、教育課程における、琉球舞踊、ウチナー空手、沖繩の工芸織物等の選択授業等
学生、県や市町村の行政機関、研究機関の積極的な海外との交換留学、民間レベルでの海外交流)
目先だけの損得に惑わされることなく、沖繩の為に長いスパンで物事を立体的に思考できる人間が育って欲しいです。
そして、平和を尊び、アジア諸国を中心に世界の国々と手を結び誠実な姿勢で各国との信頼関係をきずいてほしいです。