首都圏反原発連合主催による128回目の首相官邸前抗議が、11月28日、首相官邸前および国会議事堂正門前で開催された。
この日のほぼ同時刻に、安倍晋三首相は新宿西口駅前で街頭演説し、アベノミクスの経済効果を強調しながら、国民にその評価を問うということが総選挙の意義であると話した。
国会議事堂正門前で行われる抗議は、2014年12月末まで現在の場所で行なわれ、翌年2015年1月からは東京都の下水道工事により、少し場所を移して行われると主催者より報告があった。
首都圏反原発連合主催による128回目の首相官邸前抗議が、11月28日、首相官邸前および国会議事堂正門前で開催された。
この日のほぼ同時刻に、安倍晋三首相は新宿西口駅前で街頭演説し、アベノミクスの経済効果を強調しながら、国民にその評価を問うということが総選挙の意義であると話した。
国会議事堂正門前で行われる抗議は、2014年12月末まで現在の場所で行なわれ、翌年2015年1月からは東京都の下水道工事により、少し場所を移して行われると主催者より報告があった。
■ハイライト
ミサオ・レッドウルフ氏は、12月の総選挙に対する心構えについて、「決して棄権はしないこと。自民党には入れないこと。脱原発を訴える議員を一人でも多く国会に送り込むこと」と語り、参加者の連帯を呼びかけた。
この日の抗議行動では、現在SNSなどを中心に話題となっている白票投票を呼びかけるサイトについても言及があり、注意を呼びかけた女性はこう語った。
「『白票が社会を変える』だなんて、一体どこから生まれたデマなのでしょう。投票を棄権したり、投票所に行ったとしても白票を入れてしまうことで得をするのは誰なのか。『この候補者がいい』という人がいなくても、自民党とは反対の党に入れるべきではないでしょうか」
現在も避難生活を余儀なくされている福島県浪江町出身の女性は、11月7日の鹿児島県知事の同意で、再稼働への現実的な道のりが示された川内原発について、福島原発事故に学ぶことのない政府を批判した。
「今なお、福島県は苦しみの中にいます。福島県の事故処理が終わらないまま、川内原発の再稼働を進める安倍政権は、自分のふるさとを、二度も三度も捨てなければならないような政策をしています。再稼働を進めるのなら、福島第一原子力発電所の事故の責任を取ってからにしてください」
同じく福島県浪江町から避難しているもう一人の女性は、安倍首相の責任感の希薄さを指摘し、厳しく問い詰めた。
「3年8ヶ月前、夫と避難してきました。以来、夫はうつ病に罹り、今年(2014年)1月に肺炎をこじらせ、植物状態になってのち、70歳の若さで他界しました。『原発事故の責任をとる』、と政府は言うが、どのようにしてとるのでしょう。
事故後立入禁止となった地域のうち、田畑にはセイタカアワダチソウが生い茂り、ゴーストタウンにはアラームが鳴り続けています。強制避難区域は東京都の半分に達しています。この、失われたものの大きさについて、安倍さん、あなたには分からないのでしょう」
(…会員ページにつづく)
白票を投票するということを勧めている人が多くいるということが認識されてしまえば、与党に都合の悪い票を白票に差し替えられてしまった場合にも全くわからなくなるので、白票を投票するということを勧めることはやってはいけないことの筆頭だとおもいます。与党以外の票や政権に都合が悪い政党や候補者の票を白票にしてしまえば、それらは全て無効票となり自民党の“歴史的勝利”という安倍支持の“物的証拠”の一丁上がりになってしまう。
善意で白票を投票するということを勧めている人は直ちに止めていただきたい。白票を投票すれば、それで得をするのは、海外派兵と徴兵制、軍事大国化を進め、消費税増税、TPPを推進する国民の中では少数派の連中だけだ。勧めている人が多くいるという情報だけでも与党が票を白票に差し替えたときに言い訳をする口実を広めているだけです。