一点集中した鹿児島県の川内原発再稼働「同意」に対する抗議の声 ~再稼働反対! 首相官邸前抗議 2014.11.7

記事公開日:2014.11.13取材地: テキスト動画
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(IWJ・薊一郎)

 首都圏反原発連合主催による125回目の首相官邸前抗議が11月7日、首相官邸前および国会議事堂正門前で開催された。

 この日、鹿児島県議会では、本会議にて再稼働を求める陳情書を賛成多数で採択。その後開かれた記者会見で伊藤祐一郎鹿児島県知事は、「やむをえないと判断した」と述べ、原発再稼働への同意を表明した。

 川内原発の立地自治体である薩摩川内市の川内原発再稼働同意に続き、これで新規制基準に基づく再稼働に必要な「地元同意」が初めて得られたことになる。

 この日の抗議行動では、鹿児島県による川内原発再稼働「同意」に対する抗議の声でほぼ一色となった。

■ハイライト

  • 日時 2014年11月7日(金)18:00~20:00
  • 場所 首相官邸前/国会正門前(東京千代田区)
  • 主催 首都圏反原発連合

「まだまだ諦めない、抗議の手を緩めてはいけない」

 11月6日から鹿児島県議会の審議を傍聴してきたという首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんは、県議会の審議を「やらせ」と切り捨てた。

 「再稼働反対の請願・陳情39通に対し、たった1通の再稼働を求める陳情が、ほとんど議論もなしに採決されてしまった」

 本会議では再稼働に反対する共産党の松崎真琴議員、県民連合の遠嶋春日児議員と前野義春議員が再稼働に反対するスピーチを行い、「3名の議員の話はパーフェクトだった」と語る。

 そんな「すごいいい話」も議場では耳を傾けられることもなく、「あっさりと再稼働の陳情が採決されてしまった。再稼働を求める市民からの陳情を採択するという形をとることで、(再稼働の)責任から逃れようとしている」とレッドウルフさんは強く憤る。

 「私たちはまだまだ諦めない。抗議の手を緩めてはいけない」

 レッドウルフさんは、川内原発再稼働阻止に向けて、抗議行動継続の力強い意思を示した。

「田中委員長の言うことは、おかしなことだらけ」

(…会員ページにつづく)

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