首都圏反原発連合主催による首相官邸前抗議が10月17日、首相官邸前および国会議事堂正門前で開催された。
(IWJ・薊一郎)
首都圏反原発連合主催による首相官邸前抗議が10月17日、首相官邸前および国会議事堂正門前で開催された。
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■ハイライト
川内原発の新規制基準適合に関する住民説明会が、台風の影響により延期された、いちき串木野市以外の4カ所で10月9日から実施された。先週の抗議行動に引き続き、この日も住民説明会に対する批判、不満を訴える参加者が目立った。
抗議に参加した男性は、原子力規制委員会の田中俊一委員長が「技術的な議論をしているのであって、住民の不安は議論の対象外である」という旨の発言をしたことを引用し、住民説明会に対する不満と国の不誠実さを訴えた。
スピーチに立った日本共産党の吉良よし子参議院議員は、住民説明会について、「やればやるほど不満がたまる」と評し、国や自治体の対応を批判した。同党の笠井亮衆議院議員も、「まともな説明をしていない」と原子力規制委員会による説明の杜撰さを批判。また、笠井氏は、川内原発再稼働についての地元同意スケジュールが繰り上がって実施されようとしていることに警鐘を鳴らした。
経産省前テント村の男性も、住民説明会に小渕優子経済産業大臣(当時)の出席を要求し、「大臣に直接説明して欲しい」と訴えた。
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