首相官邸前と国会正門前で10月10日(金)、首都圏反原発連合主催による「再稼働反対!首相官邸前抗議」が行われた。
抗議に参加した男性は、地震噴火予知連の藤井敏嗣会長が9月28日の会見で「今回起こった水蒸気爆発を予知するのは非常に難しい。我々の予知レベルはまだそんなもの」と発言したことに触れて、「御嶽山の噴火を受けて、国民の間には地震と火山の恐怖が改めて思い起こされた」と語り、巨大カルデラ噴火が懸念される川内原発再稼働について、「火山専門家の意見を聞くべき」と主張した。
日本共産党の笠井亮衆議院議員はマイクを握り、安倍首相が今国会で「(原発再稼働について)丁寧に説明し、理解を得る」と答弁しているが、薩摩川内市で行なわれた説明会では、「そんな姿勢はちっともない。そんなことではこれからやる説明会で県民、地元は絶対納得しないです」と、地元住民に対して真摯な姿勢を見せることなく、再稼働を推し進める安倍政権を厳しく批判した。