元内閣官房副長官補の柳澤協二氏が理事長を務めるシンクタンク・国際地政学研究所が、都内で「グランドストラテジー”Grand Strategy”を考える」と題したシンポジウムを開催し、同研究所の顧問を務める石破茂地方創生担当相が講演した。
石破氏は「地政学にもとづき、我が国の防衛政策をどう考えるか、国会で論戦が行われなければならない」と、日本の外交・安全保障政策において地政学が占める重要性を強調。安倍政権が閣議決定した集団的自衛権の行使容認については、「柳澤さんとは考えが違うが」と前置きしつつ、「いかにして巻き込むか、という議論をしなければ、安全保障の理論構築はない」と述べた。
※ウィリアムソン・マーレー氏とローレンス・フリードマン氏の講演は英語のみとなっております。ご了承ください。