今週9月10日水曜日、原子力規制委員会は、九州電力・川内原発1,2審査書を了承し、再稼働が事実上決定した。 9月12日金曜日、国会正門前で行われた「首都圏反原発連合」による抗議行動では、「火山対策がとられてない」「避難計画がとられてない」など、川内原発審査書了承に対して怒りの声があがった。審査書を了承した原子力規制委員会に対しても「原子力規制員会はもはや、(原子力)許可委員会に成り下がってしまっている」など、批判の声が相次いだ。
また、今週木曜日、政府は、福島第一原発事故調査委員会のヒアリング記録を公開。福島第一原発所長の吉田昌郎氏など、当時の政府関係者、菅総理大臣や枝野官房長官らの証言が内閣官房のHPから閲覧できる。
吉田所長らを指し、「優秀な人たちの集まりなのにも関わらず、原発を制御することはできなかった」と吉田調書公開に触れる参加者も、「原発反対、再稼働反対」を訴えた。
国会正門前で続けられてきた抗議行動は、東京都下水道局の工事が2年間おこなわれることから、来月10月までは同場所で抗議行動を実施するが、その後は、場所を移してスピーチ中心の抗議をする予定であると、主催の首都圏反原発連合から報告された。