民主党の海江田万里代表は29日、党本部で定例の記者会見を行い、来月にも生活の党・小沢一郎代表と党首会談と報じられた件などについて記者からの質問に応じた。
(IWJ・石川優)
民主党の海江田万里代表は29日、党本部で定例の記者会見を行い、来月にも生活の党・小沢一郎代表と党首会談と報じられた件などについて記者からの質問に応じた。
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一部報道によると、来月4日にも、海江田代表が、生活の党・小沢一郎代表と会談することで調整していると伝えられた。小沢代表は、常々、「野党がまとまり非自民で共闘すれば、選挙に勝てる」など、野党再編に意欲を示している。
この日の会見で海江田代表は、小沢代表との党首会談について、「野党各党とは順次、党首会談をやってきた。いずれ、どこかの機会でやりたい。フルオープンとはいかないが、終わり次第、皆さん(記者)に報告したい。具体的な日程は決まってない」と話した。現時点で、海江田代表との党首会談が実現していないのは、小沢代表と社民党・吉田忠智党首だけ。
今年11月に投開票となる沖縄県知事選では、民主党が現・那覇市長の翁長雄志氏を推す方針と報じられたが、海江田代表は「民主党が誰を推すとか、誰を候補者として立てるとかそういう段階ではない。一切決まってない」と、報道を否定した。
今月22日、米国で開かれたシンポジウムの場で、長島昭久議員が、集団的自衛権行使容認に賛成の発言をした。これに対して、海江田代表が「私が集団的自衛権問題について言っていることと、米国に行って全然違うことを言う人がいる。慎んでもらいたい」と話している。この件で海江田代表は、「米国でどういう発言をしたのか調べてくれと言っているが、どうやら記録がないようだ。まずは本人から、中身か聞く」と話し、長島氏への処分については事情を聞いてうえで判断する方針だとした。