6月22日、国会が閉会した。安倍晋三総理大臣は、会期中に憲法解釈を変更して、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行うとしていたが、閣議決定は1日に行なわれる見通しだ。
国会閉会後の24日、民主党本部で海江田万里代表による定例会見が行なわれた。
(IWJ・石川優)
6月22日、国会が閉会した。安倍晋三総理大臣は、会期中に憲法解釈を変更して、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行うとしていたが、閣議決定は1日に行なわれる見通しだ。
国会閉会後の24日、民主党本部で海江田万里代表による定例会見が行なわれた。
■ハイライト
安倍政権の閣僚から連日、失言や暴言が噴出している。環境省の石原伸晃大臣は、中間貯蔵施設の建設をめぐり、記者団に「最後は金目でしょ」などと発言。報道各社で報じられると、慌ててぶらさがり会見を開き、陳謝した。福島県知事や大熊町長などにも面会し、この件では謝罪行脚となった。
麻生太郎副総理は、集団的自衛権の問題を説明する際に、イジメの問題を引き合いに出し、「学校で一番いじめられる奴はどんな奴かと言えば、ケンカは弱い、勉強もできない、しかも貧しい家の子と、3つ揃ったらまず無視」などと発言。
東京都議会の場では、都議会自民党議員らが塩村文夏都議に対し、「早く結婚したらどうだ」、「産めないのか」などの暴言を浴びせた。
海江田代表は、自民党による一連の問題発言に「自民党の驕りの現れではないかと思う」と苦言を呈した。加えて、石原環境大臣の発言については、「そういう考え方を持った議員が国会の中にいるとすれば、これはやはり福島の問題は解決が遅れるということ」だとして、発言を問題視した。