党内の一部から代表交代論が上がるなど、民主党はトップの座をめぐって揺れている。7月22日、民主党本部で行なわれた海江田万里代表の定例会見でも、この件について質問が集中した。2012年の衆院選で政権を自民党に明け渡してから、民主党は一致団結とはいえない状況だ。
党内から上がっている代表選の前倒しについて、海江田代表自身は、続投に意欲を示している。海江田代表は、現時点で代表を辞任する理由はなく、「今、体の具合が悪いとか、精神的に折れているとか、そういうことはない」と話し、代表辞任を否定した。
会見中に繰り返される代表選前倒しや、いわゆる「海江田おろし」に関する質問には、「31日に私が発言する。それまでは皆さんの意見を聞いている段階です。いいたかばってんいわれんですたい」と鹿児島弁で答え、記者のしつこい質問を制した。
これは戦争をビジネスにする勢力を多数派にする「さくら」の仕事の仕方だろう。
でなければこの時期にこんな呑気な質問はしない。