「この映画はラブストーリー」 〜映画「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」トークショー 2014.7.18

記事公開日:2014.7.18取材地: テキスト動画
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 7月18日(金)、ボレポレ東中野で映画「SAYAMA」最終上映後、プロデューサーの陣内直行氏と金聖雄監督によるトークショーが行われた。

 トークの終わり際、サプライズゲストとして、映画の主人公であり、狭山事件で無罪を争っている石川一雄さん・早智子さん夫妻も登壇し、大きな拍手で迎えられた。

■ハイライト

  • 登壇 陣内直行氏(プロデューサー)/金聖雄氏(監督)

「生の声を感じて欲しい」

 前半のトークでは、映画の成り立ちについて陣内氏と金監督が語り合った。その中で陣内氏は、「狭山事件、石川さんのことを知らない人々に、石川さん夫妻の暮らしや冤罪の酷さを知ってもらいたかった」と制作の動機を語った。

 金監督は、映画について、拳を振り上げて戦うイメージではなく、「ラブストーリーになればいいなと思った」と語った。陣内氏も、ナレーションはなるべくつけずに、「生の会話を感じて欲しい」と映画の制作方針を説明した。

「世界各国を歩きたい」

 トークショー後半に、狭山事件冤罪運動の象徴のひまわりの花束を持って、石川一雄さん・早智子さん夫妻が登壇され、観客の暖かい拍手で迎えられた。

 石川一雄さんは、今回の第三次再審請求で、必ず無罪を明らかにしたいと決意を語った。また、動物が大好きで、ケニアに行って自由にのびのび野原を駆け巡る動物たちを見てみたい、第2の人生で「世界各国を軽やかに歩きたい」と希望を語った。

 早智子さんは、この映画について、「多くの人に観てもらって、多くの人に広めて」もらえるように力を貸して欲しいと訴えた。

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