2014年7月2日(水)16時45分頃、生協とJAの連携による「福島応援隊実行委員会」が田中俊一・原子力規制委員会委員長を訪問し、福島ブランドの信頼回復への取組状況について報告した。県産食品の安全性や、おいしさをPRした。
2014年7月2日(水)16時45分頃、生協とJAの連携による「福島応援隊実行委員会」が田中俊一・原子力規制委員会委員長を訪問し、福島ブランドの信頼回復への取組状況について報告した。県産食品の安全性や、おいしさをPRした。
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原発事故の被害に悩む生産農家を応援することを目的に、生協とJAの連携による「福島応援隊実行委員会」が田中俊一・原子力規制委員会委員長を訪問し、信頼回復への取組みについて状況報告した。本件はプレスフルオープンで行われた。
福島県内のJA・漁協・森林組合・生協でつくる「地産地消促進ふくしま共同組合協議会(地産地消ふくしまネット)」は、3.11震災・原発事故で被害を受けた県農業を支援する取組みとして、風評被害の払拭、県農畜産物の販売促進を目的に県産くだものなどのギフト商品に利用してもらう「福島応援隊」の活動を行っている。
福島応援隊実行委員会から野中俊吉・コープふくしま専務理事ほかが訪れ、福島県産の桃「はなよめ」と、OECDから復興支援を受けて県内高校生がJA伊達みらいと共同開発した「伊達の恵ゼリー」を田中委員長に贈り、安全性、おいしさをPRした。
田中委員長は、「風評被害は本当にひどく、一朝一夕にはなくならないが、努力して克服していかなければいけない」との思いを述べるとともに、「全く大丈夫ですから」と大きな声で報道陣にPRした。
さらに、生協が調査した100世帯の”陰膳”による食事からの放射性物質の取込みを示すグラフを示し、天然にあるカリウム40が大きく出ているが、セシウムは3件程度で数値も低かったと解説。「バナナやほうれん草を食べるとカリウムが多くなる。筋肉に溜まるので、若い人ほどたくさん放射能を持っている」と説明した。
福島県産は「もうそんなに心配しないで、全国で積極的に、福島を応援するつもりで食べていただければ」と田中委員長はPRし、規制庁の中でもその旨を宣伝したいと思いを述べた。
永澤信弘・JA新ふくしま専務理事は、米は全量・全袋検査でほとんどND、出荷される食べ物には全てNDで出荷をしているから「自信をもって皆様に食べていただきたい」と強調した。
桃は全国平均のキロ単価は478円だが、福島県産は356円にとどまっていることを示し、野中氏は「買いたたくのではなくて、事故前の正当な評価で、応援していただけませんか」と訴えた。
その勢いで福一の汚染水も全部飲んでください。