発刊10周年を迎えた『DAYS JAPAN』の企画展が現在、千代田区丸の内で開催されている。企画展が始まった6月2日、今年9月に同誌編集長を引退する予定の広河隆一氏と文化人類学者の竹村真一氏が、オープニングの初日を飾る公開対談を行った。
会場には、世界中で活躍するフォトジャーナリストたちの写真から選ばれた受賞作品や、引退を記念する広河氏の写真などが展示されている。他にも、数多くの企画イベントが併設されているが、その中の1つ、「触れる地球」を題材に、2人のトークセッションは始まった。
実際の地球の1000万分の1のサイズだというそのデジタル地球儀は、竹村氏がプロデュースしたもの。地球温暖化や雲の動き、台風や津波の発生過程、資源をめぐる争いの歴史、渡り鳥が飛ぶ経路などの膨大なデータがインプットされ、手で触りながら地球を探索できるようになっている。