元総務・法務大臣の鳩山邦夫氏が5月28日、日本政策学校の講師として登壇し、日露関係や環境問題について講演した。
(IWJ・石川優)
元総務・法務大臣の鳩山邦夫氏が5月28日、日本政策学校の講師として登壇し、日露関係や環境問題について講演した。
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■ハイライト
鳩山邦夫氏は、近頃、「ロシアを訪問して次々と重要人物に会ってきた」と明かし、自身が 日露協会 の会長を務めていることから、露政界とパイプがあることを語った。しかし、「その名前は言えない」と面会した人物の名は明かさなかった。
鳩山氏は、日露関係に力を入れてきた政治家の一人である。日露関係で外せない重要問題の一つに、北方領土問題がある。これについて、鳩山氏は「日本とロシアがいろんな仕事をしていく中で、北方領土問題は解決する」と、日露関係に携わってきた経験から分析した。
その中で、「返す返さないの論争をしていたら、問題は解決しない」と主張。北方領土問題を解決して平和条約を結んだところで、「経済関係を密接にしろというのは無理」であるとし、経済面から両国のつながりを重要視していく必要性を次のように力説した。
「経済関係について、日本の技術とお金でシベリア鉄道沿線沿いの徹底した開発をやる。エネルギーも。パイプラインはウラジオストクから新潟まで結べる。日本にはそういう技術がある。サハリンから北海道まで持ってきて、北海道から青森まで結べる」
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