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2011年6月22日、「鳩山邦夫衆議院議員 記者会見」が行われた。鳩山氏は、原発の是非や菅直人総理の事故対応などについて、自身の見解を述べた。
(IWJテキストスタッフ・柴崎)
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2011年6月22日、「鳩山邦夫衆議院議員 記者会見」が行われた。鳩山氏は、原発の是非や菅直人総理の事故対応などについて、自身の見解を述べた。
鳩山議員は原発について、「本来きわめて否定的だった。放射能は最悪のエントロピー、廃棄物だから撒き散らされるような事態があってはならないと考えていた。私は自然との共生を訴える環境革命論者であり、温暖化は防がなければならないし、二酸化炭素を減らすというのは大事だ。原発が安全であれば環境問題に大いにプラスであるということで、私の心は揺れている。絶対安全な技術がなければ原発に対する依存度は減らしていくべきだろう。科学技術を駆使すればなんでもいいという考え方は間違いだ。というのが自然との共生であるから、科学技術の粋を集めた原発のような不自然なものについては、私はもっと否定的にならないといけないのかも知れない。いま自己批判を課している」と温暖化対策に原発は有効であるとの認識を示しつつも、否定に傾いている心境を語った。
菅総理の事故対応については、「彼は決定的な間違いを二つやったのではないかと思う。アメリカは911後、原発が狙われることを考え、外部電源が切れないように研究した。菅さんはもと左翼でアメリカが嫌いだから、津波の後、アメリカからの外部電源喪失事態に対する協力申請を断った。もう一つは推測だが、海水を注入すると原発が使えなくなる。津波で原発に被害が出た時点で、総理大臣が廃炉覚悟で進めたら話は違ったのではないか。原発をまだ使いたいという頭が東電にも政府にも菅さんにもあったので初動が遅れたのではないか」との自説を述べた。
経済政策について、「日本の経済を悪くしたのはアメリカのいうなりにやったことと、もうひとつは大蔵省、財務省、日銀がアホだった。バブルだって悪くなかった。株価半分にするとアホな日銀総裁が宣言して三分の一以下になった。そうやって日本の経済が駄目になるようにしていった」と話した。
また、政界再編、ペット法、法務大臣就任時の死刑執行、などについて質疑応答があった。