貧困の定義引き下げで、保護から排除される人も~憲法記念日講演会 稲葉剛氏、貧困と憲法を語る 2014.5.3

記事公開日:2014.5.3取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(IWJ・松井信篤)

 自立生活センター「もやい」で理事長として活動する稲葉剛氏が、憲法記念日である5月3日(土)、「貧困と憲法」をテーマに北沢タウンホールで講演を行なった。稲葉氏は、自身の貧困に対する取り組みをふり返りながら、生活保護法の改悪など、弱者切り捨ての方向に進む安倍政権の政策に対し警鐘を鳴らした。

記事目次

■ハイライト

  • 講演 稲葉剛氏(自立生活サポートセンター・もやい 理事長)

20年間で3000人程の人々に生活保護

 バブルが崩壊した90年代初め、新しい都庁が建設されたことにともない、新宿駅西口地下にあったダンボール村の強制排除が行われたが、それをきっかけに、稲葉氏は夜回りとパトロールを始めたという。

 当時、路上で凍死、餓死、病死する方々が年間4,50人いたという。そこで稲葉氏は、自らの「平和活動」として、病気の方が病院で受診できるような取り組みを行い、その結果、20年間で3000人程の人々が生活保護を受けられるようにしたという。

 地方都市では、住まいのない人は一律で生活保護が受けられない状況であった一方、都市部では稼働能力のある人を一律に排除している状況にあった。職員からの差別的・侮蔑的な言動も横行していたが、その当時は社会全体の問題として捉えられなかったことから、報道もされていなかったという。こうした現象は、年々減少傾向だが、いまだに存在すると稲葉氏は言う。

男女の賃金格差が正規・非正規の賃金格差にスライド

(…会員ページにつづく)

アーカイブの全編は、下記会員ページまたは単品購入よりご覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録単品購入 330円 (会員以外)

関連記事

「貧困の定義引き下げで、保護から排除される人も~憲法記念日講演会 稲葉剛氏、貧困と憲法を語る」への1件のフィードバック

  1. 通りすがり より:

    職業訓練を受けても仕事が無く困っています。
    年齢や経歴で足切りしてるようです。
    因に非公開求人を閲覧できる権利が有るのですが、
    こうした状況を知ってか知らずか、関連性が無い筈なのに
    無関係な求人と「ホームレス支援」といった支援団体への求人だった事もあります。

    全て記事を拝読していませんが、
    「自民党の狙いは、国ではなく、家族に頼る仕組み作り」
    は納得できるかもしれません。

    私は家族と同居してる為に国からの助成金の類は一切出ません。
    その上で、転職の為に設備投資をしました。

    ワーキングプアの給料からすると痛い金額です。
    貯金するには数年かかるでしょう?

    まだ家族に余力が残っている為に生活が出来ていますが、
    お財布に4万くらいになったら相談して下さいと言われて困ってます。
    経歴が良いと何もしなくても仕事が貰えるの知ってます。

    現在、無駄な出費ができないので遊びに行く事もありません。
    こうした差別が少子化や生活保護を生み出してる一因だと思っています。

    国際労働機関(ILO)にも違反してる雇用差別だと思うのですが、
    今後これが緩和されるのでしょうか?

通りすがり にコメントする コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です