緊急院内集会「大飯原発、拙速な再稼働にみんなで『ノー』!」 2012.4.27

記事公開日:2012.4.27取材地: 動画
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(IWJ・阿部)

 2012年4月27日(金)に衆議院第二議員会館多目的会議室で行われた、 緊急院内集会「大飯原発、拙速な再稼働にみんなで『ノー』!」の模様。

 国際環境NGOであるFoE Japanなどが中心となり(※主催全団体下記)、大飯原発3,4号機の再稼働に反対する市民団体、超党派議員達が集まり、現状報告と意見交換を行った。

■ハイライト

  • 主催団体 FoE Japan、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、グリーン・アクション、プルトニウムなんていらないよ!東京、美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会、福島原発事故緊急会議、再稼働反対!全国アクション、ピースボート、プルサーマルを心配するふつうの若狭の民の会

 FoE Japanの吉田氏からは「みんなの電力宣言」の署名、メッセージが、経済産業省資源エネルギー庁の高山(ますみ)、内閣府官房総務課の村井(ひろし)の両氏に手渡された。 これは ”私たちは、原発からの電力はいりません。いまだって、電気は足りてます 私たちは、原発ゼロの夏を宣言します” という文言で、4/27までに5741人、260団体が賛同している。

 【大飯原発3・4号機運転差し止め仮処分原告団世話人】の坂本真有美氏からは、おおい町の現場で行われた「~なかなか語られぬ町民の本音~個別訪問アンケート調査」の結果が紹介された。

 「雇用が心配という声」「電力不足が心配」「再稼働しないと街の将来が心配」「観光や風評被害が心配」よりも、「福島原発事故のようにならないか心配」が男女とも大きく上回っている。「子や孫の将来が心配」の声は女性の方が男性のほぼ3倍となっている。(タイムライン48:30頃)

 これは、4/21、22の両日に朝日新聞が福井県で行った電話での世論調査の結果「(再稼働に)賛成36%、反対43%」及びその理由と大きく異なるものではない。だが4月26日、産経新聞が福井県議・おおい町議に対して行ったアンケート調査では「8割超が再稼働容認」。住民たちのデリケートな心の内、声とは大きくかけはなれていると言わざるを得ない。

 【プルサーマルを心配するふつうの若狭の民の会】の石地優氏は福井県から電話で参加し、地元では「おおい町の住民だけで再稼働を決めて良いのか?もしまた大事故になったら自分たちが加害者になってしまうのではないか?」と心配する意見もあることを紹介した上、「こういう形で町民を追い詰めることはやめて欲しい」「重要な判断をたった9千人弱の町民や、83万人の福井県民に委ねることはやめて欲しい」と繰り返し訴えた。(タイムライン1:11:30頃])

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