「新大久保での人種差別デモ(ヘイトデモ)は、昨年(2013年)の9月8日を最後に、その後は行われていません。一時期のひどいヘイトデモの嵐は過ぎ去ったかのように思えますが、実は姿を変え、新大久保の街に住み、あるいはお店を営まれている方々を、傷つけ続けています」
2月26日、排外差別デモに反対するカウンター行動の1つとして、新たに「差別らくがき消し隊」が発足した。プレスリリースに書かれたこの一文の通り、2013年9月上旬以降、新大久保でのヘイトデモは行なわれていない。しかし、ちょうどその頃から、「死ね」「消えろ」「祖国へ帰れ」といった在日韓国・朝鮮人を対象にした醜悪な差別落書きが、新大久保の街で見られるようになったという。3月2日、「差別らくがき消し隊」は広く参加者を募り、第1回目となる「新大久保大掃除の日」が行われた。
車道の白線にまで落書きが
小雨の中、集まった市民の数は50人以上。9チームに分かれて作業にあたった。事前の見回りで把握していた約30ヵ所に加え、当日、さらに発見された10ヶ所以上の落書きは主に、電柱や高架下の壁面、店頭のシャッターなどに書かれていたが、中には、車道の白線上に書かれていたものもあった。
白線には、「韓国人この地上から失せろ」と書かれていた。その落書き見た男性に、この日参加した理由を聞いた。
「許せないですよ。なんでみんな仲良く平和に暮らせないんですかね。こういう人たちを助長する政治家がいるじゃないですか。今、世の中がおかしいですよ。何かしなきゃいけないと思って来ました」
「文字は消えても、書く人は残る」
落書きを消しながらインタビューに答えてくれた別の男性は、「虚しいです。(落書きを消しても)全然気持ち良くないですね。文字が消えても、書く人は残りますから。その人たちの問題を、壁の向こうに感じますよね」と話し、ため息を漏らした。
これまでも、こうした差別落書きの存在に気づいた個人が、自発的に落書きを消してきたという。しかし、さらに落書きが上書きされることもあり、イタチごっこの状態が生まれていた。これについて、「差別らくがき消し隊」の一人は、「一人、二人で消していると、言いがかりをつけられることもある。みんなでやることでリスクを分散したかった」と、参加者を募って大々的に行なった意図を説明。この日のために、落書きが書かれたシャッターや壁の所有者などから許可を得て作業にあたるなど、行政手続きも踏んでいる。個々がバラバラに作業するよりも、集団で消した方が効率もいい。
池袋でも差別落書きが
この活動が広く知れ渡ることで、差別落書きの数が増えてしまわないのだろうか。その懸念は拭えない。「差別らくがき消し隊」の一人であり、主催者である石野さんは、こうしたイタチごっこの状況が、想定内だと話す。「やられたら、消します。この活動は、はっきり言えば続けたくないが、また書かれたら、動きます。そういうことができないという空気づくりの手伝いができればいい」と語った。
「差別らくがき消し隊」は、今後も、新大久保の街の見回りを継続しつつ、この日、落書きを消したスポットの経過も見守っていく。他にも、池袋で同じような落書きがあるとの報告を受けていることから、その実態調査も行う予定だ。
「アンネの日記」事件について
2月下旬、東京都内の公立図書館で300冊以上の「アンネの日記」やホロコースト関連の書籍が破られるという被害が相次いだ。これに対し、20日、米国のユダヤ人権団体「サイモン・ヴィーゼンタール・センター」が、いち早く抗議声明を発表。翌日には、菅義偉官房長官が、「極めて遺憾なことであり、恥ずべきことだ」と記者会見で語っている。舛添要一新東京都知事も27日の定例会見で、「言論の自由に対する重大な挑戦。歴史に対する冒とく。絶対にやめるべき」と発言。杉並署には捜査本部が設けられ、捜査も進んでいる。
しかし、東京や大阪、京都を中心に行われているヘイトデモについては、政府も各自治体も放置したままだ。最後に、それについてどう思うか、石野さんに聞いた。
「(差別落書きは)見過ごされてる細かい小さなこと。でも、落書きを目にしている街の人は傷ついているわけで、(「アンネの日記」事件と)同じことだと思う。何かに取り上げられたからやる、ということではなく、気づいたらみんながそれに対処する。市民ひとりひとりがそういう気持ちを持って、日々生活することで変わっていくと思う。それが最終的に政治に反映すればいいと思います」
すみません。またです^_^;調子悪いみたいなのですみません。
今、日韓関係が更に悪化してる中で昔から反日、反韓はありますが、いくらそういう状況とはいえ、差別落書きする必要はないですし、自分が韓国好きだからというわけではないですが、ひどすぎると思います。差別的にの前にひどいことはありますが、こういったことは間違ってると思います。
すみません、2回ともきれた文章ありますがいたずらではないのです。申し訳ないです>_<