「原発を断った小浜が、原発15基に囲まれるという皮肉な現実に直面しているが、小浜市民は、あとの世代に対して責任は果たしてきたと、確信を持っている」──。
2013年2月22日、大阪市此花区のクレオ大阪西で、講演会「大飯原発再稼働にNO! 原発を受け入れなかった小浜市のお話」が開かれた。5度にわたる原発や原発関連施設誘致の動きを、その都度はねのけてきた、福井県小浜市の人々の地道な運動について、その中心で長年反対運動に関わってきた、明通寺住職の中嶌哲演氏が講演を行った。
(IWJテキストスタッフ・花山/奥松)
「原発を断った小浜が、原発15基に囲まれるという皮肉な現実に直面しているが、小浜市民は、あとの世代に対して責任は果たしてきたと、確信を持っている」──。
2013年2月22日、大阪市此花区のクレオ大阪西で、講演会「大飯原発再稼働にNO! 原発を受け入れなかった小浜市のお話」が開かれた。5度にわたる原発や原発関連施設誘致の動きを、その都度はねのけてきた、福井県小浜市の人々の地道な運動について、その中心で長年反対運動に関わってきた、明通寺住職の中嶌哲演氏が講演を行った。
記事目次
■ハイライト
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40年間も反原発を訴えてこられた、福井県の国宝のお寺である住職の中嶌哲演氏。2012年に一週間もハンガーストライキを行なった気丈な精神の持ち主。そして71歳とは、思えない若さに圧倒されます。
知る人ぞ知る宗教界、特に仏教界ではよく知られている坂村真民さんの詩です。
「あとから来る者のために」
あとから来る者のために
苦労をするのだ 我慢をするのだ
田を耕し 用意しておくのだ
あとから来る者のために
真民よ おまえは詩を書いておくのだ
あとから来る者のために
山を川を海を 綺麗にしておくのだ
ああ、あとから来る者のために
みんなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとからついてくる
あのかわいい者たちのために
未来を受け継ぐ者たちのために
みなそれぞれ 自分にできる何かをしていくのだ