第186回通常国会は1月24日、秘密保護法に反対する市民らに包囲(ヒューマンチェーン)されて開会するという、異例の幕開けとなった。火炎瓶テツ氏は、同日夕方に「特定秘密保護法廃止せよ!自由の無い国絶対反対!永田町大集会」と題した市民集会を開いた。
火炎瓶テツ氏は、「特定秘密は地方自治体に提供されない。であれば、知事候補が秘密保護法に反対するのは当たり前ではないか」と主張し、さらに、「自治体の長であれば地方自治体を蔑ろにし、軽視する安倍政権にも、反対して当然だ」と続けた。
また、共謀罪法や集団的自衛権の行使を可能とする「国家安全保障基本法」が、今国会に提出される可能性があるとし、こうした基本的人権に反する法案の提出にも目を配らせようと訴えた。
集会では、都知事候補として選挙に立候補した、宇都宮健児氏もマイクを握った。宇都宮氏はこの日の午後もヒューマンチェーンに参加し、秘密保護法に対して抗議の意志を示している。
「一度成立した法律でも、もう一回法律で廃案にすればいいんです」と述べ、「民主主義を窒息させる、戦争する軍事立法。9条を実質的に変え、集団的自衛権の行使を認め、米国とともに戦争するために秘密保護法を成立させた」と分析。
さらに、「日本を戦争させる国にさせない。子どもたちの命を守っていく、若者を戦争にいかせない国を維持できるかどうかが問われている」とし、都知事として「安倍政権の暴走にストップ」をかけると訴えた。
※1月24日秘密保護法廃止全国一斉行動