2013年12月6日(金)に国会で可決・成立した特定秘密保護法が、2013年12月13日(金)、公布された。これに合わせ、衆議院第二議員会館前では「特定秘密保護法〜騙し討ち的公布大抗議!永田町大集会」と題した抗議集会が開かれた。
スピーチに立った参加者の男性は、国会議員に向けて「民主主義」について訴え、「民主主義イコール多数決だと思っていたら、それは違う」と述べ、「民主主義とは、みんなが納得できるアイデアが出てくるまで模索する姿勢のことだ。だから、何も決まらなかったりする。本来、面倒くさいものだ。しかし、我々の代表としてお金をもらっているのだから、しつこくしつこく話していくのが国会議員だ」と指摘。
さらに、「緊急を要するのであれば、緊急を要するということを説明しなければならない。それで納得できなければ、緊急に決めてはいけないんだ」と話し、さまざまな懸念や反対意見を無視するように強行採決された秘密保護法の審議の在り方を批判。「数ですべてが決められるなら我々も諦めている。しかし、民主主義はそうじゃない」と、秘密保護法が成立した今も抗議行動を続ける意味を訴えた。