内閣府の原子力委員会は1月9日、2014年最初の会議で政府の「エネルギー基本計画に対する意見」についての見解を公表した。見解は「原子力発電を重要なベース電源に位置づけるとしたことについて、この判断に至った熟慮の内容を国民に丁寧に説明するべきである」と立案過程に注文をつける内容となっている。
翌日10日には早朝8時半から、政府のエネルギー基本計画に抗議する集会が首相官邸前で行われた。FoEJapanの満田夏花氏は「あの原子力委員会ですら、原発をベース電源と位置づけるのは適切ではないと批判している」と発言し、国のエネルギー計画を決める重要な政策の立案過程が異常な状態である、と強く抗議した。