15日に召集された第185回臨時国会で、所信表明演説に臨んだ安倍総理は、「『積極的平和主義』こそが、我が国が背負うべき二十一世紀の看板であると信じます」と述べ、従来からの主張である憲法の解釈変更による集団的自衛権の行使容認を進める意向をにじませた。
同じ日、憲法の改正や解釈の変更に反対する社民党や日本共産党の議員らが参加し、「集団的自衛権の行使は平和憲法の破壊だ!10.15院内集会」が開かれた。民主党からも辻元清美議員が参加した。
(IWJ・石川優)
15日に召集された第185回臨時国会で、所信表明演説に臨んだ安倍総理は、「『積極的平和主義』こそが、我が国が背負うべき二十一世紀の看板であると信じます」と述べ、従来からの主張である憲法の解釈変更による集団的自衛権の行使容認を進める意向をにじませた。
同じ日、憲法の改正や解釈の変更に反対する社民党や日本共産党の議員らが参加し、「集団的自衛権の行使は平和憲法の破壊だ!10.15院内集会」が開かれた。民主党からも辻元清美議員が参加した。
■ハイライト
集会に参加した社民党の照屋寛徳衆議院議員は「自民党の憲法改正草案では9条2項を全面的に削除し、交戦権も限りなく認めるものになっている」と述べ、安倍総理が言う「積極的平和主義」とは自衛隊を外国で戦争に参加させることを意味するのだと指摘。「バカタレ。冗談じゃない!」と安倍総理を強い調子で批判した。
メディア界から集会に参加した新聞労連の日比野敏陽委員長は、同じく安倍政権が臨時国会での成立を目指す特定秘密保護法の危険性を指摘。「組織として約2年間反対の活動をしてきたが、肝心の新聞業界が一番反対活動が弱い」と語り、新聞業界が先頭に立って反対活動を展開していくべきとの考えを示した。