2023年7月26日(水)午後7時より、大阪府大阪市の難波元町中公園から、「7.26施設障碍者虐殺 7年目の追悼アクション」が開始された。
始めに主催者から、今回7度目となった追悼アクション開催に至った経緯について語られた。(5:43~)
「本日で7度目の7月26日がやってきました。2016年のこの日、神奈川県相模原市の施設・やまゆり園に突然押し入った凶悪犯により、障害者19名のかけがえのない命が奪われました。
私たちは2016年9月、2017年の7月26日から、19名の亡くなった命の追悼アクションを行ってまいりました。
19名の追悼ととともに、この7年間で事件を教訓に前進しているとは決して言えないこの社会に対して、共に生きる社会を呼びかけるために、私たちは今年もアクションを行います。
まず始めに集まった皆さまとともに、7年目となった失われた命のために1分間の黙祷を捧げたいと思います」
<黙祷>
デモ行進実施前の注意事項などの説明後、追悼アクションデモが開始された(26:30~)
「ご通行中の皆さま、私たちは、7年前の7月26日に神奈川県相模原市の施設・やまゆり園で起きた10数名の障碍者虐殺事件の(聞き取り不能)行進を行っています。
本日で、事件から7年が経ちました。殺された19名が、日々どのような表情をし、どのように生きてきたのか。泣いたり笑ったり、辛いことや嬉しいこととともに、その時を生き、未来もあったはずです。
しかしその存在を隠され、命を奪われ その上匿名扱いで、この世に生きた時間さえ、かき消されようとようとしています。
あの日殺された19名を自分のこととしてとらえ、想像し、この名前を消される、その社会のあり方を問い直してみようと思います(中略)」
「この7月26日、7年前に起こったこの事件、この事件を忘れず風化させないため、この7月26日をすべての人が記憶し続け、この尊厳が守られ、より良い共生社会の実現を目指す記念日とし、殺された19名の名前が最後の1人まで公表されることを求めて私たちは行動いたします」