「文化の日」の2021年11月3日、岐阜県の岐阜市民会館で、日本国憲法公布75周年記念「2021ぎふ平和のつどい」が行なわれた。
約700人が参加し、第1部では、「平和と人権と求めて」と題してピアニストの崔善愛(チェ・ソンエ)氏(※こちらピアノ演奏があり、著作権により映像をカットしております)が、第2部では、「利己の競争社会から、利他の共生社会へ~テレビ報道の現場から~」と題してTBS「報道特集」キャスターの金平茂紀氏(※一部映像が著作権によりカットされています)が登壇した。
今回のぎふ平和のつどいは、衆議院選挙直後という事もあり、金平氏は内容を多少変更し、今回の衆院選について話した。
冒頭、金平氏は「今回の衆議院選挙は何だったとのかと考えた」と述べ、「コロナによる国民の疲弊により、国民が何か新しいものに変える、変わることが、できなくなってしまった」と語った。
そのうえで金平氏は、「今までの首相二人、安倍氏と菅氏がひどすぎたことにより、岸田総理になったことにより、中身は何も変わっていないが表紙だけは変わったので、まだマシなのではないかと(有権者が)思ってしまった」との見解を示した。
また、金平氏は「もう1つですね、これはもう自戒を込めて、私はまだ現役の記者をやっているので、取材をしているので言っているのですが、マスメディアの役割が劣化したと思いますね」と語った。
金平氏は、衆議院選挙よりも自民党総裁選の方が長く報道したことを「おかしい」と指摘し、次のようにメディアを強く批判した。
「この、自民党総裁選の方を多く放送したことに対して、指摘するメディアの関係者とかいないんですよ。自分たちの耳の痛いこととか、自分たちの損になることってのは、言わないんですよ。
だけど僕らの仕事っていうのは、自分たちの利益のために働いているのではなくて、視聴者とか有権者とか読者とか、そういう人のために僕らの仕事というのはあるというふうに僕は思っているんで、そういう意味でいうと、メディアっていうのが自分たちの役割をきちんと果たさなかったというのが、さっき言った総選挙の結果に影響していると思いますね」。
詳しくはぜひ、全編動画を御覧いただきたい。