2021年4月7日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で、特定非営利活動法人Tansaの渡辺周編集長による記者会見が行われた。
特定非営利活動法人Tansaは、2017年2月に早稲田大学ジャーナリズム研究所のプロジェクトとして発足したジャーナリズムNGOが、2018年2月に特定非営利活動法人として早稲田大学から独立、2021年3月にTansaに名称変更したジャーナリズム組織。これまで「調査報道」と呼ばれてきた報道を、単なる調査ではなく、より深く取材するという意味で探査報道という言葉を使っている。
会見で渡辺氏は、大手新聞の新聞販売の実態について「国民生活センターに情報公開請求したところ、日に100件以上の苦情がきている」ことが明らかとなったと述べ、新聞は「むかしからインテリが書いてヤクザが売る、と言われている」として、その実態について明らかにした。